「ひく」どころではないものも・もしもこれを聞いたらひいてしまう、好きな人の秘密ランキング

2008年01月13日 19:00

秘密イメージ検索エンジンgooにおいて実施されていた【もしもこれを聞いたらひいてしまう、好きな人の秘密ランキング】の結果発表が行われ、第一位には「昔自己破産したことがある」がついた。仮定ではあるが、あながちありえないことではない事例が多数入っていて、単に笑いを誘うようなものではないランキングとなっている。

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今調査は2007年11月、gooリサーチのモニターに対してアンケートを行い、その結果を集計したもの。集計母数は掲示されていない。

アンケートの問い合わせ文面が「恋人」「結婚した相手」ではなく「好きな人」であることから、対象がすでに付き合っている人以外に「単純に憧れの対象」という場合も考えられる。また、「もしも」なことから「実際に体験したわけではない(ので多分に「ありえないかもしれない仮定」の設定)」を答えている事例が多いことを前提に回答を見る必要がある。さらに「ひいてしまう」であって「嫌いになる(距離を置きたくなる)」ではないので、「ひいて嫌いになる」よりはまだレベルが軽い、単に憧れなら「他の良い部分も見つかれば再び惚れる」、すでに付き合っているのなら「縁を切るほどではない」ということも考慮すべきである。

トップに立ったのは「昔自己破産したことがある」。「昔」なので現在は負債を抱えているわけではないが、記録は残るため「真っ白」な経歴と比べると何かと不都合を感じる場合もある。さらにその理由次第では「自己破産するような原因を容易にもたらしうる(例えば乱費ぐせがあるとか、あやしげな商法にだまされやすい)」など今まで知らなかった相手(対象)の新たな面が把握でき、まさに「ひいてしまう」ことだろう。

第二位も金銭的なポイントで「借金がある」。こちらは「あった」ではなく現在進行形の「ある」。額や状況次第ということもあるが、「聞いたらひいてしまう」ということはそれまで黙っていたことにも他ならない。単純なあこがれならともかく、付き合っている相手に突然「実は私、数千万円の借金があるの」といわれてひかない人はいないだろう(もちろん付き合ってほしいと告白する際に「自分はこれだけの借金があるけど付き合ってほしい」という人もあまり想定しにくいが)。こちらはトップと違い、今も借金を抱えているだけに、事は深刻である。

トップと第二位はまだありえる、というよりは状況次第では「許せるかも」という人も多いだろう。しかし第三位の「昔性別が違った」は「ひくどころじゃないだろ」とツッコミを入れたくなってしまう回答。確かに「ひく」ことは「ひく」が、それで済むとは到底思えない。単に「憧れていた人が実は違う性別だった」というパターンによる回答が多数であることを祈るしかない(「今付き合っている彼女、実は昔は彼氏だったんだ」と友達から'彼女'を紹介されて、ひかない人がいるだろうか。偏見云々は別にして)。

回答を見てみると性別はともかく、大きく「過去の経歴はさておき今は問題ない(あるいは無いだろう)」というものと、「現在進行形で隠していた」という2パターンに分けられる。「昔自己破産」「元ヤンキー」「元ギャル・ギャル男」は前者、「借金がある」「マザコン」「アイドルの追っかけをしている」「実は無職である」「コスプレが好き」「年齢を詐称している」あたりは後者といえる。特に「現在進行形で隠していた」には、付き合ったら相手(今設問では「ひく」本人)が苦労するであろう事柄が多い。苦労することが予想されたり幻滅してしまうから、こそ「ひく」と考えれば当たり前のことなのだが……。

ただ今回のアンケートの選択肢では「これは逆にひかないな」、「どう考えても上位にくるであろう選択肢が除外されている」という意見がコメントで多く寄せられている。具体的な事例の表記は避けるが、なるほど確かに指摘されているように、「?」と思わせる面もある。ランキング上は笑いで済んでしまうような内容のものが比較的多く寄せられているが、実際に「ひく」ものは、もっと深刻なものもあるのかもしれない。

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