風邪を予防する秘訣、専門家と素人を比較してみよう

2008年01月11日 06:30

風邪予防イメージこれからますます寒さが厳しくなり、街中を行き交う人の口元にかけられるマスクの数も増えてくる今日この頃。【来年初頭はインフルエンザに要注意】にもあるように今冬は例年にましてインフルエンザや風邪が流行る傾向が見かけられる。身体が丈夫でなく風邪を引きやすい人はもちろん、丈夫だけがセールスポイントの人も注意するにこしたことはない。当方が最近定期購読をはじめたオレンジページの小特集でも「冬の風邪なし生活」というタイトルで、風邪のさまざまな情報が掲載されていた。そこで今回はその特集から「予防対策」について簡単に抽出して、過去の同様の記事と比較し、その違いを確認してみることにする。

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オレンジページ最新号の「冬の風邪なし生活」内「風邪をひかないための予防対策」では見開き4ページに渡り、予防法が説明されている。詳細は実際に該当号(1月17日号)を読んでいただくとして、ここではタイトルのみをピックアップする。

■体と室内の「保湿」でウイルスを活動させない
・部屋の湿度を50%以上にキープする
・マスクでのどや鼻のうるおいを保つ
・2~3時間に一度は換気をし、室内の空気を入れ替える
・うがいでのどをうるおし、手洗いでウイルスを洗い流す

■抵抗力をつける生活習慣で、ウイルスを寄せ付けない
・充分な睡眠をとる
・適度な運動をする
・極端な厚着や薄着を避ける

■毎日の食事で体の内側からガードする
・野菜の小鉢でビタミンA・C・Eをこまめにとる
・免疫力を高めるミネラルを常備素材で手軽に補う
・ビタミンCは手軽なフルーツで
・良質なたんぱく質を「豆類」でプラス


風邪予防の話としては、つい先日紹介した【非常に参考になります・寒い季節に風邪をひかないための予防策ランキング】がある。こちらは専門家の意見ではなくアンケートの回答者の経験則から来る「有効だと思われる予防策」ではあるのだが、一致している項目が多いのが分かる。

■寒い季節に風邪をひかないための予防策ランキング(gooランキング、抜粋)

1:ビタミンやタンパク質の豊富な食事をとる
2:睡眠時間をたっぷりとる
3:小まめに手を洗う
4:温かい汁類を食べる
5:柑橘系の果物を食べる
6:うがい薬でうがいをする
7:部屋に加湿器を導入する
8:人込みの多い場所に行かないようにする
9:水分をたくさんとる
10:マスクをする


第一位の「ビタミンやタンパク質の豊富な食事をとる」は「毎日の食事で体の内側からガードする」にそのままずばり(ビタミンとたんぱく質、という具体的な栄養素まで)当てはまるし、第二位の「睡眠時間をたっぷりとる」は「抵抗力をつける生活習慣で、ウイルスを寄せ付けない」内の「適度な運動をする」に該当する。「温かい汁物を食べる」は見当たらなかったが、「柑橘系の果物を食べる」はやはりビタミン類の摂取であるし、マスクに関する言及もズバリ。

しかもこれらの項目は、以前の記事からの繰り返しになるが「シンプルで簡単にできるもの」ばかり。一度引いてしまうとさまざまな問題を引き起こし、本人はもちろん周囲にもマイナス効果となる風邪。個人差はあるが、誰でも出来る上記のような対策法でかなりの割合で防ぐことができる(特にうがいと手洗いは効果的。まだやっていない人はこの際、習慣にしてしまおう)。

毎年風邪を引いてしまう人も中にはいるだろう。上記のリストを見て「これはまだやったことがないな」というものがあればぜひ今日からでも始めてみてほしい。今年はひょっとすると、風邪引き日ゼロな冬を過ごせるようになるかもしれない。

ちなみにこの号のオレンジページでは「風邪をひいてしまったら(引き始めの時の留意事項)」も記述されている。こちらは機会があればまた紹介することにしよう。


(最終更新:2013/08/18)

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