アメリカの面白ユカイな建物大集合
2008年01月08日 08:00
先に【世界に広がる物好きホテルの輪】で世界の物好きホテルの記事を書き上げた際、色々とネット界隈を捜索しているうちに、興味深いサイトを発見した。先のオモシロホテルだけでなく「色々な形をした建物」の情報を収集したサイト【Ohio Barns】というところだ。ホテルに限らず実に数多くの「オモシロ建物」が収録されている。
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サイト名の「Ohio Barns」とは直訳すると「オハイオの納屋たち」。サイトの解説によると、色々な形をした面白い納屋(実際には納屋だけでなく建物全般)の情報を集めたのがこのサイトで、特にオハイオ州にたくさんのゆかいな納屋が点在していることから「それならオハイオという名前をつけよう」ということになったらしい。関東周辺の美味しい料理店を集めたサイトを作っても、「関東グルメ」とするより「東京グルメ」とした方が何となくウケがよさそうな気がするのと同じだろうか。
先の物好きホテルと共通するような【Strange and Unusual Building】(一風変わった、尋常でない建物たち)のページには先の「犬の形をした宿屋」どころではない建物たちが大集合している。「これくらいなら日本にもあるよ」というレベルのものから「これは日本にもほしいな」「一度行ってみたい」というもの、「これ、ちょっとありえないよな」「合成写真じゃないのか?」というもの、さらにはあ然として言葉すらでないものまで。
靴の家。長さ14.6メートル、高さ7.6メートルの小さなもの。3つの寝室と2つの浴室、台所などから構成されている。今はアイスクリームーパーラーなどになっているとのこと。
宇宙船な家。「MIB」の遊園地の飾りUFOのごとく、「本当はホンモノでした」とかいわれそう。
買い物かごな家。夜な夜な巨人がこれを使って近所のスーパーに(以下略)
タンスな家。1920年代に建造され、その後拡張工事が行なわれている。現在は地域の青年会議所のための事務所として使われているとのこと。高さは12.2メートル、幅は1.8メートル。
象な建物だゾウ。
この象については他の建物と違って詳しい解説が施されている。それによるとこの象はLucyと呼ばれ、ニュージャージー州のMargate市に現存する。1881年に地域の活性化のために建造されたもので、重さは90トン。6階建てに相当する高さを持っている。
ホテルや居酒屋として使われるために作られた(+観光用)。当時としては非常に宣伝効果が高く、あちこちに似たようなものが作られたが、結局現存しているのはこれだけになった。この象も一時は放置されていたが、地域の人たちが寄付金を集めて復興。今では象そのものと、内部に展示されているこの地域や象自身の歴史に関する展示を見るために、2万5000人もの観光客が足を運んでいるという。
もちろん「Ohio Barns」に収録されている建物の場所は、オハイオ州だけでなくアメリカ全土に渡る。場所が特定されているものについては、その現在位置も確認することが可能。今回紹介したほかにも多種多様な「オモシロ建物」、さらにはお城やガスタンク、宣伝用の巨大アイテムなど、いかにも広大なアメリカを象徴する建物・造形物が多数収録されている。すみからすみまでチェックすれば、好奇心をかきたてさせること必至で、時の経つのを忘れてしまうこと間違いなしである。
(最終更新:2013/08/18)
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