象も実物大で見れるゾウ!? 松下が150インチのプラズマテレビを発表
2008年01月09日 06:30
【松下電器産業(6752)】は1月7日、アメリカ・ラスベガスで開催中の家電展示会「コンシューマ・エレクトロニクス・ショー(CES)2008」において、世界最大となる150型のプラズマテレビを公開した。販売中の103型(TH-103PZ600)が600万円ほど(実売500万円程度)なので、少なくともそれよりは高くなる(【発表リリース】)。
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発表時のレポートについては【IT media】や【AV Watch】が詳しいが、それらとリリースによれば
・150型は世界最大のサイズ
・フルハイビジョンパネルの4倍相当の884万画素(4096×2160)を有する超大型高精細プラズマディスプレイパネル(PDP)
・50型9枚分に相当。103型と比べて画素は約4倍だが輝度は同程度。コントラストや動画解像度は高い
・同サイズのプロジェクターやLEDと比較して、明るい環境下でもきれいに映る。
・2009年5月から提供が可能
今回発表された150型プラズマディスプレイパネル(右)と現在発売中の103型プラズマテレビ(右)
などを特徴としている。特に大きな対象でも現物大で表示が可能なことから、発表の場では象などを表示しつつ150型PDPをして「ライフスクリーン」と命名したとのこと。
なお具体的な重さやサイズは未公開。一応画像有効寸法としては幅3.31メートル・高さ1.87メートルとのこと。枠組み部分もあわせて考えると、幅は3.5メートル前後はあるのだろう。当然一般家庭の供給は難しい(玄関から入らないか置き場所が無い、あるいは床が抜ける)。富裕層や商業利用を前提としていると思われる。
価格も未定。103型のTH-103PZ600が『楽天市場で調べる限り』500万円前後なので、少なくともそれを上回ることだけは確かである。
大きい物好きなのは日本人に限らないようで、今回の150型PDPの発表は海外メディアでも注目を集めていた。イギリスの【DailyMail】では「人の背丈ほどもあるテレビが登場」とのタイトルで大きく報じられている。コメントで「消費電力はどれくらいなのか気になる」といったものが寄せられているあたり、省エネに敏感なヨーロッパ事情を反映しているというところか。
発売はまだ先の話だが、ぜひ完成品の実物を実際に見てみたいものである。
(最終更新:2013/09/02)
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