【更新】年末年始株価下落率ランキング、トップは50%超の下落

2008年01月23日 08:00

株式イメージNIKKEI NeTは1月22日、年末年始における日本国内の株式市場における株価下落率ランキングを発表した。それによると東証一部上場企業での下落率トップは[トプコン(7732)]で、下落率は57.35%。実に1456円から835円も下げた計算になった。他にも4割5割は当たり前といった感のあるランキングとなっており、いかに2007年年末からの株価が急落しているかが分かる([発表ページ])。

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発表ページでは2007年12月26日と2008年1月22日の株価の終値を比較し、その騰落率をランキング化している。

東証一部と新興3市場(JASDAQ、マザーズ、ヘラクレス)の下落率7位は次の通り。

■東証一部

1.トプコン(7732)……▲57.35%(1456円→621円)
2.グッドウィル(4723)……▲55.53%(18440円→8200円)
3.佐田建(1826)……▲48.08%(104円→54円)
4.レナウン(3606)……▲45.04%(817円→449円)
5.荏原実業(6328)……▲43.75%(1520円→855円)
6.キトー(6409)……▲43.48%(27万6000円→15万6000円)
7.ドワンゴ(3715)……▲42.82%(35万5000円→20万3000円)

■新興3市場

1.アルテHD(2406)……▲53.95%(4万4000円→2万0260円)
2.日本精密(7771)……▲51.25%(160円→78円)
3.DEX(4794)……▲50.22%(8940円→4450円)
4.USEN(4842)……▲50.16%(933円→465円)
5.横浜鋼業(7410)……▲49.38%(162円→82円)
6.ASSET(2337)……▲49.17%(13万3000円→6万7600円)
7.インデックス(4835)……▲47.47%(3万3200円→1万7440円)

※整理・監理ポスト銘柄は除く。


元記事では上位100位まで掲載されているので、興味のある人はチェックしてみると良いだろう。

元記事にもあるように、ランキング計測期間中の2007年12月26日から1月22日までの14営業日の間、日経平均は3080円49銭・19.67%も値を下げている。間に正月休みが入ったことを考慮しても、一か月足らずで日経平均(≒上場企業の時価総額)が2割近くも押し下げられたという計算。

今回公開されたランキングは騰落「率」なので、元々株価が低い「低位株」の場合には大きくぶれている場合がある。また単に「下げている」ランキングに名を連ねていても、業績悪化によるものや同業他社の株価下落につられ下げしているもの、為替相場など外部的要因による先行き不安感から売られているものなど、その理由は千差万別。

とはいえ、やはり東証一部・新興共に100位まで下ってみても、3割以上下げている銘柄しか該当しないあたり、昨今の相場状況を如実に反映しているといえよう。そして投資家の立場としてはこれらの銘柄の中からいかに「本当に価値が下がって下落している」ものと「不当な下げ方をしていてじきに戻ることが期待できるもの」を見極め、後者の銘柄を選択できるかが勝率を上げるキーポイントの一つとなるのだろう。

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