大分空港で手荷物と一緒に運ばれてくるのは重さ25キロの巨大寿司!?

2008年01月19日 12:00

うにイメージ先日巡回サイトの一つ【Design Works】で、キワモノ好きな当方としては見逃せない「ネタ」を見かけた。目に留まったのは話のネタではなく、大きなベルトコンベアに運ばれてくる寿司ネタ。巨人向け回転寿司か、それとも大食いコンテストや【でぶや】のイベントかと思ったが、どうやらそうではないらしい。【大分空港】で行なわれている、地域宣伝のイベント企画なのだという。

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写真を見れば大体お分かりの通り、この巨大寿司ネタは回転寿司を模したもの。大分空港で荷物受け取りのために設置してあるベルトコンベアーを、回転寿司のベルトコンベアーに見立てて、大分の名産品である海の幸をアピールするために乗せられている。

大分空港内のベルトコンベアで運ばれてくる「うに」と「車えび」。
大分空港内のベルトコンベアで運ばれてくる「うに」と「車えび」。
大分空港内のベルトコンベアで運ばれてくる「うに」と「車えび」。
大分空港内のベルトコンベアで運ばれてくる「うに」と「車えび」。他の荷物との対比でその大きさが分かる。

この企画は大分県内の観光事業の振興を図るために設立された「社団法人ツーリズムおおいた」によるもの。【荷物受け取り用ベルトコンベア回転寿司企画】のレポートによると、寿司模型の製作には佐伯市・姫島村に、運用には各航空会社や大分空港の運営会社が協力。目的は

『大分空港到着時の手荷物受取ベルトコンベアを回転寿司のベルトコンベアと見立て、手荷物の先頭に模型の寿司(一皿に2貫)を置き、空港スタッフ協働のもと到着旅客に「海鮮王国おおいた」をPRするとともに、九州・大分旅行の始発場所で「楽しさ」を演出し親しみのある「おおいた・大分空港」を提供する』


としている。

実際に回っているのは「佐伯市蒲江のうに」2貫と「姫島の車えび」2貫。素材は発泡ウレタン樹脂を焼き固めたもので幅70センチ・高さ30センチ・重さ25キログラム。

写真で見ても驚くのは当然だが、実際に目の前でこの巨大寿司を目にしたら、一瞬何が目の前で起きているのか理解できず、あ然とし、それから状況を理解して思わず笑ってしまうだろう。事前に「巨大寿司がアピール用に流れてくる」という情報を知らされていないとなればなおさら。そしてほぼすべての人が脳裏に焼き付けるに違いない。特に子どもは大喜びするはずだ。その意味では演出企画は大成功といえるだろう。

実際この「巨大寿司」が手荷物受取用ベルトコンベアに載せられて運ばれてくる様子を撮影した動画をYouTubeで見つけることができた。


「大分空港の巨大寿司 えび編 BIG SUSHI」。日常生活の中に突然現れた非日常という状況として、非常に面白く、またシュールなシーン。子どもが「何これぇ~」と言いながらおおはしゃぎしているのも見受けられる。

確かに空港の手荷物受け取り用コンベアは、回転寿司のそれに良く似ている。想像そのものは比較的容易だろう。しかしそれを現実のものとし、しかも地域アピールのツールとして用いるアイディアはコロンブスの卵的発想で、大変興味深い。

仕事や観光で大分空港を利用する機会があれば、ぜひこの「回転寿司」を堪能してほしいものだ。

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