●なぜ「粗挽き200Gハンバーガー」ではなく「粗挽き200Gベーコンエッグバーガー」だったのか

疑問だったのは、なぜ当方が足を運んだベッカーズに「粗挽き200Gハンバーガー」が無く、「粗挽き200Gベーコンエッグバーガー」が販売されていたのか。これにはいくつかの理由があった。まず、当方がたまたま運が悪く通常のハンバーガーが無かった、というわけではない。

今回商品を購入した店は池袋駅ビル内の東口にある「池袋 Cafe＆Deli ベッカーズ」。よく見てみると分かるのだが、通常のベッカーズとは少々おもむきが異なる店。今回回答して下さった【JR東日本(9020)】の子会社であるジェイアール東日本フードビジネスの商品開発部・Kさんの話によると、「池袋の店舗もベッカーズには違いないが、通常のベッカーズとは少々方向性を違えたものとして展開している」とのこと。当方はこのベッカーズしか知らないので他との比較ができないが、「粗挽き200Gハンバーガー」の代わりに「粗挽き200Gベーコンエッグバーガー」が販売されていたのも、これが理由なのだそうな。

推測するに「池袋 Cafe＆Deli ベッカーズ」は、他のベッカーズに先駆けてさまざまな開発商品を提供し、ユーザーの反応をチェックする試験店舗的な意味合いがあるのだろう。ベッカーズファンの人は、一度同店舗を訪れてみると、幸せになれるかもしれない。

●気になるカロリーと塩分は？

記事を掲載した後、心残りだったのは、商品のカロリーが分からなかったこと。当方は結局三等分して三回に分けて食べることになったが、食いしん坊である一方カロリーや塩分を気にする人も多いだろう。そこで分かる範囲で、と問い合わせたところ、両タイプそれぞれについて、カロリーと塩分を教えてもらうことができた。

具体的なデータは次の通り。

あのボリュームにしてはそこそこのカロリーであることが分かる(個人的には1000kcalはあるのではないかと思っていたが……)

せっかくなので以前リスト化した「メガ商品リスト」に加えてみることにする。

全部食べたら血管と体重計の針がぶち切れそうな気がする(笑)。

それはともかく、やもするとメガ系食品にありがちな「味のおおざっぱさ」はベッカーズの200Gシリーズには微塵も感じられなかった。最後のひとかけらまで大変美味しくいただけたのは間違いない。値段のこともあり頻繁に食するのは難しそうだが、「美味しいものをちょっとお腹いっぱい食べてみたいな」という気分の時に、選択肢の一つに加えるのには十分な味とボリュームを持つ一品といえるだろう。

最後に、当方の突然の質問に快くお答えいただいたジェイアール東日本フードビジネスの商品開発部・Kさんに改めて御礼を申し上げたい。ありがとうございました。

(最終更新:2013/08/18)