ゲームソフトランキング更新、2007年最後の週でトップについたタイトルは……

2008年01月11日 06:30

ゲームイメージメディアクリエイトが発表した2007年12月24日~12月30日の「週間ソフト・ハードセルスルーランキング」によれば、並み居る強敵を押しのけて計測週のトップの座についたのは『スーパーロボット大戦OG外伝』だった。同シリーズの最新作で前作終盤の謎が解き明かされる、様々な機体やキャラクタを用いた対戦型カードゲームが同梱されている、さらにはシリーズ前作のクリアデータを使うと有利な状態でゲームがスタートできるなど「ファンのハートをわしづかみ」する要素が盛りだくさんに用意されている。発売のタイミングとあわせてがっちりと固定層を確保した結果といえよう。

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第二位には前回より順位を一つ上げた『Wii Fit』が。ソフトの性質からかおおっぴらに喧伝されているわけではないのだが、地味に、そして確実に売れていることは確か。任天堂から公式なリリースは出されていないがすでに100万本を売り上げたという報道も先日行われている。一方で海外からの報道として「室内ゲームにおける運動は、それをシミュレートした元の外での運動と比べるとエネルギー消費量が少ない」というのもあったが、あまり気にすることはないようだ。ニーズはいくらでもある。

第三位はこの季節には欠かせないマルチプレイヤーズゲームの最高峰『マリオパーティDS』がランクイン。子どもたちの間ではDS所有率も高いだろうから、正月休みで親戚一堂が介した際、親戚の子供同士がそれぞれ自分の『マリオパーティー』で修行した成果を見せるのかもしれない。ルールを説明する必要もなく、いきなり対戦プレイに突入できる強みが『マリオパーティー』にはある。

第四位にはランクダウンしたもののまだ多くの支持を集めている『ファイナルファンタジーIV』が。『マリオパーティー』がマルチプレイの雄ならば、『ファイナルファンタジーIV』は年末年始におけるソロプレイゲームの雄といえよう(『ドラクエIV』は生産が追いつかないのだろう)。この勢いを維持したまま、累計ハーフミリオン(50万本)を目指してほしいものだ。

今回計測週は事実上昨年最後の週ということもあり、「年末商戦」に何が売れたのかを見極めるにはもっとも適したデータとなる。超ビックタイトル級の新作こそでなかったものの、中堅どころの健闘が目立つ展開となった。もっとも、ホームランならぬヒット級タイトルを輩出できるメーカーも昔と比べるとかなり数を減らしており、斬新さ・アイディアに長けたタイトルが(枯渇することはないだろうが)片寄るのではないかという不安も無いわけではない。2008年は色々な意味で成熟し、多種多様なソフトでゲームファンを楽しませてほしいものだ。


(最終更新:2013/08/16)

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