【更新】YouTube Save the Queen! 英国王室がYouTube上に専用チャンネルを開局
2007年12月24日 12:00
[読売新聞]や【in the news.co.uk】が伝えるところによると、イギリス王室は12月23日、動画投稿サイト【YouTube】上に【王室チャンネル(The Royal Channel)】を開設、各種動画の展開を開始した。グリニッジ標準時の12月25日にはエリザベス女王が恒例のクリスマス・メッセージを、テレビ放送と同時に掲載するという。
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「王室チャンネル」の主な内容は、女王や皇室自身の過去の映像や、最近のロイヤル・ファミリーの様子を描いた動画で構成。前者には歴史的価値の高い戦前の王室を撮影した映像、後者にはイギリス皇太子の人生を描いた特集も用意されている。
英国王室の「王室チャンネル」。歴史的映像やロイヤル・ファミリーの近況を映し出した動画も。
クリスマス・メッセージについては25日15時頃の掲載予定。おりしも女王がテレビで最初にメッセージを伝えたのは1957年12月25日で、ちょうど50周年にあたる今年に、テレビに加えて新しいメディアであるインターネット上からも語りかけることになる。
バッキンガム宮殿の報道官は今回の「王室チャンネル」の開局について
「女王陛下は常に民衆と語り合う方法を模索している。去年はクリスマス・メッセージをポッドキャスティングでも行なった。新しいメディアを用いてクリスマス・メッセージを贈るという手法は、1957年に開始したテレビ放送によるものと何ら変わるところはない。
(The Queen always keeps abreast with new ways of communicating with people. The Christmas message was podcast last year. The Royal Channel features the 1957 broadcast where she talks about using a new medium of communication.)」
と説明している。さらに今回の「王室チャンネル」の開局で、イギリス国内だけでなく多くの国々に向けて、特に若者へメッセージを贈ることができるようになると期待しているとのこと。
現在投稿されている動画は全部で18本。残念ながら外部ブログなどへ貼り付けできるタグは発行されておらず、各動画へのコメントも不許可扱い。要はテレビ放送と同じで「メッセージを臣民に伝える」という考え方であって、相互意思疎通といった使い方まではしないようだ。さまざまな状況を考慮すれば、その方が無難であることに違いはないが、多少残念な気もする。
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