【更新】今年のヒット商品横綱級は「Wii&DS」「電子マネー」・日経MJ発表
2007年12月04日 08:00
[日経新聞]は12月3日、2007年日経MJヒット商品番付をまとめて発表した。東西の横綱に輝いたのは、東が[任天堂(7974)]の「Wii&DS」、西がマネーだった。両者とも、家族の誰もが簡単に操作できる便利な道具・サービスという共通点が見受けられる。
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詳細は12月3日発売の日経MJに掲載されているが、ここでは横綱・大関・関脇のみをピックアップしてみる。
■日経MJが選んだ2007年ヒット商品番付(一部)
・横綱
東……Wii&DS
西……電子マネー
・大関
東……顔認識技術
西……ハイビジョンビデオカメラ
・関脇
東……デカ盛りフード
西……TOKYO(場所・地名)
お気づきの人もいるだろうが、番付の上位には上半期に発売・展開された商品が多い。また、食品や耐久消費財など安価な商品があまり顔を見せていない(三役ではせいぜい「デカ盛りフード」くらい)。これらは今年後半に入り、相次ぐ商品の値上げ発表や原油をはじめとする原材料値上げの報道など、景気の先行き不透明感の浸透度が増してきたことが要因だと思われる。
先に[電通(4324)]が発表した【今年の話題・注目商品トップ10】と比較すると(電通サイドのは純粋な商品だけだが)、やはり「WiiとDS」のインパクトが強かったことが分かる。また、電子マネーの浸透が深く、確実に進んでいることもうかがえよう。逆に「ビリーズブートキャンプ」などは瞬間最大風速は大きかったものの「家族みんなで」というわけにはいかなかったようだ。
来年は両横綱などのコラボレーションで、WiiやDSを用いた電子マネーを利用できる、あるいは顔認証技術や動画も活用できるサービスが提供され、ブームを巻き起こす……かもしれない。
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