ゲームソフトランキング更新、Wii Fitが連続トップ、と思いきや……
2007年12月25日 06:30
メディアクリエイトが発表した2007年12月10日~12月16日の【週間ソフト・ハードセルスルーランキング】によれば、計測週のトップの座にマルチプレイも楽しめるパーティーゲーム集大成ソフト『マリオパーティDS』だった。この時期になると年末年始のお休みで「接待プレー」を楽しむために必要なソフトのニーズが高まったり、クリスマスプレゼント向けに子ども用ソフトのセールスが伸びる傾向があるが、今タイトルが今回トップに立ったのはまさにそれを象徴するかのような出来事。
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第二位には再びトップの座を逃してしまった『Wii Fit』が。任天堂の年末商戦における一押しタイトルとして、以前から期待されており、その期待に応えるだけのセールスははじき出している。とはいえゲームのビックタイトルのように「瞬間最大風速的に売れまくる」タイプではなく、静かに長く家庭内に浸透していくロングセラータイプのタイトルであるだけに、短期間的なインパクトは大きくない。スポーツ系タイトルとしてロングセラーとなっている『Wii Sports』のようなセールス展開になるのだろう。また、来年の春先以降にも売行きは活性化するものと思われる(特定健診絡みで室内運動が注目されることから)。
第三位はようやく新作が登場したという感じで『グランツーリスモ 5 プロローグ』がランクイン。プレイステーションシリーズのハードスペックの高さを象徴するタイトルの一つとして注目を集めている『GT』シリーズがようやくプレイステーション3にも顔見せ。通信機能やカメラワーク、そしてもちろんグラフィックのスゴさも腰を抜かすほど。先日開催された東京モーターショー2007で初登場した新車も収録しているという。ただ、発売直後なだけに評価はまちまち。今後のアップデート次第でどこまで「期待に応える」ものになるかを注目していきたいところだ。
第四位にはランクダウンしたもののまだ多くの支持を集めている『レイトン教授と悪魔の箱』が。一時期はこのタイプの謎解きモノゲームは「流行外れ」としてほとんど売れなかった時代もあったが、DSやWiiなどの展開でゲームユーザー層の幅が広がったせいもあり、ランキング上位にちょくちょく顔を見せるようになったのは嬉しいところ。もちろん個別タイトル自身の出来が良いからなのはいうまでもない。
今回計測週は第一位のタイトル解説でも触れたように「いかにも年末商戦中のランキング」らしいタイトルラインアップとなった感のある上位陣だった。ビックネーム級の初週タイトルがあまり無かったのが残念といえば残念だが、焦る必要もあまりあるまい。次回計測週は(データが公開されるとすれば)年末年始においてもっともかきこみ時であるクリスマス直前。どのようなタイトルが上位につくのか楽しみだ。
(最終更新:2013/08/16)
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