サンタさんからお手紙来たよ。手紙の中身は「サタンクロース」が書いたような……

2007年12月26日 06:30

クリスマスイメージ【FOXnews.com】などが伝えるところによると、カナダの郵政当局は子どもたちがサンタクロース宛に書いた手紙に対し、夢の無い返事をした「犯人のサンタ」を捜索している。「サンタ」から子どもに届いたメッセージには、子どもの夢を打ち砕くような内容が書かれていたという。

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カナダでは「サンタクロースに手紙を書こう」というイベントとして、世界中の子どもたちからサンタクロースへの手紙を集め(特別な郵便番号「H0H0H0」が用いられる)、その手紙に対してボランティアが返事を送っている。基本的な文面はすべて同じだが、1万1000人の郵便局員やボランティアがサンタクロース(になりかわって)としてメッセージを書き添えている。毎年この「サンタクロースからのお手紙」は100万通にも達するという。

今回の「サンタ騒動」が発覚したのは、アメリカのオタワにいる Rosalyn Da Costa嬢の子ども、Maya(2歳)とColton(10歳)あてに届いた手紙。サンタからの手紙が届いたので長いすに座り、Mayaに読ませようとしたRosalyn嬢は、思わず「おお、神様」と絶叫し開いた口がふさがらなくなってしまったという。

彼女が手にしていたMayaあての、サンタクロースからの手紙には追申で次のように書かれていた。

「This letter is too long, you dumb s(ピー(4文字単語))」
(お前の手紙は長すぎるんだ、コンチクショウ!)


Coltonあての手紙には(公開されていないが)もっと失礼なメッセージが寄せられていたという。彼女と子どもたちはそのメッセージにショックを受け、説明できないほどの失望をしてしまったとのこと。

カナダの郵政省の報道官は今件について「そのような手紙を書いた人物は一人だけだと確信している。サンタクロースに混じっていたずらな小妖精がいたに違いない」とコメントしている。

今件について当局は苦情を受けた上で一時的にイベントを中止し手紙を確認したところ、カナダの首都オタワ市内だけで12通もの同様な「いたずらな小妖精」による失礼なメッセージが贈られたことが確認されている。

過去において同様の問題が発生した苦情を受けたのは一度だけで、1999年にオンタリオ州のオシャワに住む当時7歳の子どもに「one greedy little boy!」(欲張りな子どもだね)と書かれていた件だけだった。今回の「サンタ事件」はそれ以上に子どもに悲しみを与えたものとして、カナダ郵政当局でもショックを隠し切れない。郵政省のトップMoya Green氏も「これほどの不祥事は今プログラム始まって以来のことだ」「今件についてお詫びしてもしつくせない」「やるせない気持ちでいっぱいだ」とコメントしているという。

サンタクロースではなく「いたずらな小妖精」から手紙を受け取ってしまった子どもたちの、心の傷がいやされることを祈りたい。

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