「いざ」という時に役立つものばかり・身近にあったら一度は使ってみたい自動販売機ランキング
2007年12月15日 12:00
検索エンジンgooにおいて実施されていた【身近にあったら一度は使ってみたい自動販売機ランキング】の結果発表が行われ、第一位には「切手」がついた。
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お金や紙幣を入れたりプリペイドカードを挿入してボタンを押すだけで好きな商品が購入できるという「魔法の箱」こと自動販売機。ある映画ではアラブの大金持ちが自動販売機の使い方が分からなかったというエピソードがあったが、彼でなくとも「自動販売機」を知らない人には使い方について戸惑うに違いない。一方、今はコンビニもあるし防犯上色々問題なのかもしれないが、かつては自動販売機だけを集めた「24時間フル稼働の自動販売機だけで作られたお店」というのもあったほど、フルタイムで我々の生活をサポートしてくれる存在である。
「身近にあったら一度は使ってみたい自動販売機ランキング」の上位にも「いつでも生活をサポート」の観点から見た商品が多くリストアップされている。特にトップの「切手」は、会社ならともかく個人ベースでは買い置きなどほとんど無い一方で、使う時には「どうしても必要」という、「いざという時にないと困る(のでいつでも買える自動販売機の存在がありがたい)」の代表商品といえよう。
元記事にもあるように切手の自動販売機は10月1日の郵政民営化と共にその姿を消してしまった。自動販売機で購入できる切手は通常のそれと比べてレア度が高く、切手ファンにとっては収集の対象となっている。入手ルートが無くなったことで、今後価値はますます高まるだろう。
かつて存在した第一位の「切手」と違い、実現化が難しいのは第二位の「薬」。「いざという時にないと困る」という観点では「切手」同様に「薬」も自動販売機にぴったりのアイテムではあるが、実際には薬事法の問題もあって現実味はまだ薄いようだ。一部の薬はコンビニなどでも買えるようになっているので、24時間営業の近所のコンビニに入荷されることを期待するしかない。
第三位もやはり「いざ」アイテムの「傘」。これはJR東日本の一部の駅に実在するという。お菓子や菓子パン、新聞の自動販売機はよく見るが傘の自動販売機など……と調べてみると、【確かに水道橋駅などで実在するようだ】。雨の日にしかニーズがないということで面積あたりの効率は低いのかもしれないが、「あると便利」という意味では「切手」や「薬」に勝るとも劣らない一品。
第四位以降第十位までは食品の自動販売機が占めている。自動販売機の特性上、ある程度日持ちするものでないと販売が難しく、例えば第十位の「寿司」はよほど管理をしっかりと行い頻繁に具の入れ替えをしないと、実現は難しい。もっとも「握り」の部分は最近では回転寿司の一部でオートメーション化が行なわれているなど、すでに実現化している向きもある。硬貨を入れると商品口から「がたん」と音を立てて出てくる寿司が味気ないかどうかは個人の価値観の問題だが、将来的にはそのような自動販売機も世間一般に広く流通するかもしれない。
電源が投入されて商品在庫があれば、いつでもフルタイムでお客への対応をする、便利極まりない販売窓口こと自動販売機。最近ではうどん缶などが登場したりお客の年齢を判別したり、果てはタダで飲み物をもらえたり調理時間にギャグで楽しませてくれるものまで出現している。一方、その常設性を活かして電光掲示板を取り付けて宣伝メディアとして用いたり、「もしも」の時のためには商品を開放して緊急時の対策に充てるという構想も進められている。
自動販売機はさまざまな面で人々に貢献する道具として、今後も多種多様な進化を遂げるに違いない。今回のランキングで上位に入りながらまだ実現していない商品も、その進化の過程で買えるものが出てくることだろう。
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(最終更新:2013/08/18)
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