高校生 今年のイブは のんびりと 自宅で過ごして ケーキをつまむ

2007年12月14日 06:30

クリスマスイメージモバイルリサーチを展開するネットエイジアは12月13日、高校生の携帯電話ユーザーに対して行なった今年のクリスマスの過ごし方に関する調査結果の一部を発表した。それによると今年のクリスマスは「自宅でのんびりする」と回答した人がもっとも多く3割を超えていることが明らかになった。そのほか上位を占めている回答も「ホームパーティー」「わからない」「勉強」など地味なものが多く、イベントに出かけるなどクリスマスらしく出先におもむくほどの余裕はないようだ(【発表ページ】)。

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今調査は12月4日から5日にかけて全国の携帯電話所有の高校生に対して行なわれたもので、有効回答数は非公開。男女比は46.5対53.5。キャリア比はNTTドコモ・au・ソフトバンクが49.7%・36.0%・14.3%。

今年のクリスマスの過ごし方を男女それぞれにたずねたところ、男女とも「自宅でのんびりする」がもっとも多く、4割近くを占めた。

■今年のクリスマスの過ごし方
[1]男子高生
1位……自宅でのんびりする(37.5%)
2位……わからない(30.3%)
3位……ホームパーティーをする(15.5%)
4位……勉強をする(13.6%)
5位……バイトをする(7.6%)
6位……映画を見に行く(6.4%)
7位……レストランなどでディナー/テーマパーク・遊園地に行く(3.8%)

[2]女子高生
1位……自宅でのんびりする(34.8%)
2位……ホームパーティーをする(28.4%)
3位……わからない(22.3%)
4位……勉強をする(16.2%)
5位……バイトをする(9.2%)
6位……レストランなどでディナー(4.9%)
7位……テーマパーク・遊園地に行く(4.0%)


クリスマスだからといって何か特別なことをするまでもなく、お休みだからどこかに出かけたり何か特別なことをすることも無く、ごく普通に自宅でのんびりとするだけ、という「クリスマス!? そんなの関係ねぇ」というライフスタイルを採る高校生が多いようだ。年中行事に対し醒めたものの見方をしているのか、それとも世間に流されるのを良しとしないポリシーを持っているのかは分からないが……。

また、高校生の中には当然受験を控えた「高校三年生」も含まれている。わざわざ「クリスマスの」と限った質問にも関わらず「勉強」と答えている人が1割強もいるのは、「受験生には盆も正月もクリスマスもない! 受験が終わってまとめて堪能してやるっ!」という意気込みも多分にあるのだろう。

男女別では男子高生が「わからない」が次点なのに対し、女子高生では「ホームパーティーをする」が次点についている。他の項目でも女子高生の方がややアクティブなようにも見られるが、誤差の範囲とも見受けられるため絶対的な傾向とは断言できない。


文頭で「イベントに出かけるなどクリスマスらしく出先に」という言い回しを使ったが、「クリスマス」で「出先」といえばまず思いつくのが「恋人と過ごす」シチュエーション。この問いに関する回答としては「親など家族」がもっとも多く38.5%、次いで「学校の同性の友達」が25.5%、「恋人」は12.0%に留まっている(「決まっていない」は32.4%だが、過ごし方の「分からない」にほぼ当てはまる層なのだろう)。まだ高校生の段階では「恋人と二人きり」というクリスマスの過ごし方は早いと感じているのだろうか。

一方、特別なことをするまでもないという答えが3割強も占める状況ではあるが、クリスマスケーキを食べるかどうかという問いには「多分」も含めると9割近くを占めていた。特に男子よりも女子の方が食べる割合が高い。変わったことは何もしなくとも、(クリスマス)ケーキだけは食べる、ひっくり返して考えれば「ケーキを食べてクリスマス気分を満喫し、それでおしまい」といった「つまみ食い」的発想をしているとも推測できる。

少なくとも昨今の高校生は「クリスマス」というイベントには、一歩引いたポジションを持っているようだ。単にドライなのか、それとも普通の年中行事で忙しく、クリスマスを堪能する余裕などないのかもしれない。

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