おせち料理のトリビア、あなたはいくつ知ってます?
2007年12月11日 08:00
先日【おせち料理 用意するのは 5割強 購入するのは スーパー・デパート】で触れたが、そろそろ年の瀬となり街の界隈にもおせち料理に関するセールスが目に留まるようになる今日この頃。おせち料理そのものを自前で用意して食べる人も昔と比べれば少なくなってきたというデータが出ていたのはすでにお伝えした通り。自分で作るにせよ出来合いのものを用意するにせよ、「正月はおせち」という人は多いはず。おせち料理ならではの栗きんとんや伊達巻、紅白かまぼこなどにいざ箸をつけようとした際、「そういえばどうして、このような食材が用意されているの?」と疑問に思った人はいないだろうか? そんなおせち料理の「はてな」に答え、ちょっとおせち料理通になれるかもしれないのが、【紀文食品(4065)】が展開している【紀文のお正月】というサイト。
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紀文食品は元々「お正月のおすすめ商品一覧」にもあるように、練り物系の正月関連商品に長けている。そこで販促の意味もかねてお正月のおせち料理に関するサイトを開設しているようだ。
「紀文のお正月」。キャッチコピーの「いいなぁ、日本のお正月」にはまったくもって同感。
今サイトでは紀文のおせち料理に関する商品図鑑(先に【正月も可愛くキティちゃんと一緒に・紀文食品がハローキティのおせちセットなど発売へ】で紹介した「はろうきてぃ」おせちセットもある)をはじめ、おせち料理の由来や詰め方など、おせちトリビアこと「おせち料理大図鑑」、おせち料理の歴史をたどる「江戸おせち百科」、おせちだけでなくお正月の行事などの由来とカレンダー、さらには簡単な(大部分は紀文の商品を使って、ということなのだが)おせち料理の作り方やお正月ならではの祝い用箸袋の製作方法、そしておせち料理の各食材のポジションに関する知識まで、多種多彩な項目が用意されている。すみからすみまで読めば、ちょっとしたおせち通になれるかも。
おめでたさを強調
(錦と二色をかけている)。
・紅白かまぼこ……
紅はめでたさと喜び、
白は神聖を表す。
・黒豆……たんぱく質の補充と
健康や丈夫さを表す
言葉「まめ」から
そして最近流行のCGM(Consumer Generated Media、利用者が内容を創って行くメディアのこと)的な要素もある。同サイトでは自宅で作ったおせち料理を詰めたお重の写真を募集している。豪華な重箱や角皿など、おせちに合った賞品も用意されているので腕を振るって募集してみよう。【去年の応募作品の写真】も閲覧できるが、それぞれの家庭毎に個性あふれたレパートーリーであることが分かる。
おせち料理の中に入っているそれぞれの食材は単に日持ちがするからだけではなく、例えば「黒豆」なら「まめ」が丈夫・健康を意味する言葉だったことから「今年一年も健康に暮らせますように」という願いを込めたこと、そして黒豆には植物性たんぱく質が豊富で肉食の風習が無かった昔においては欠かすことのできない食品だったことなどの意味合いがあるという。
昔の人の知恵と想いがぎっしりと詰まったおせち料理。手作りでなくとも出来合いのでも良いので、今サイトで知識を得た上で今回の正月向けに用意し、食と文化の両方を楽しんでみてはいかがだろうか。
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