コーヒーを学んで単位がもらえる大学
2007年12月08日 12:00
体質の変調から当方は最近ではあまり飲まなくなったが、コーヒーを心の奥底から愛する人は数多い。まるで体内に流れる液体の過半はコーヒーではないだろうかと疑いたくなるほど、コーヒーを飲用する人もいるはずだ。最近では【コーヒーのプロを目指して・日本初のコーヒー教育機関が4月開校】にもあるように、コーヒーに関する資格も登場したほどで、コーヒー派には嬉しい限り。そんな「多くの人から愛されているコーヒー」の知識を得て、さらに学校の単位がもらえるという、コーヒー愛飲派学生からは一石二鳥どころか夢のような大学がある。それが、日本国内では唯一コーヒーについて授業を受け、単位を得られる【金沢大学】である(【関連リリース】)。
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金沢大学では元々、市民向けの公開講座としてコーヒーをテーマに経済や文化、歴史など、さまざまなコーヒー通になるための講義「コーヒー学入門」を実施していた。身近な飲み物で愛飲家も多いことから、大変盛況で多くの受講生が集まったと金沢大学内のレポートでは報告されている(【アカンサスニュース】など)。担当もコーヒー学を専門とする自然科学研究科の廣瀬幸雄教授という方がおられるなど本格的なもの。
リリースによればこの講座の好評さが元で文部科学省の認定を受け、「コーヒーの世界」という名前で授業がスタートしたとのこと。さらに他の大学との双方向遠隔授業システムを用いた授業スタイルも用いられているようだ(【関連リリース】)。もちろん市民講座のたぐいではなく大学の正式な講義なので、きちんと授業に出て学習すれば、単位をもらえるという文部科学省認定の授業。コーヒー好きからすればまさに「たまらない」授業を毎回受けることができる。
料理関連の学校でないにも関わらず、自分の好きな飲み物関連の知識を得ることができ、さらに単位まで取得できる。ほとんどの人には就職に役立つことはないだろうが、自分自身のコーヒーライフにはプラスとなるに違いない。
金沢大学に入学していない人、あるいは市民講座を受ける機会がない人でも、「コーヒーの世界」「コーヒー学入門」の内容を詳しく知りたい人のために、講義内容をQ&Aスタイルでまとめた本『なるほどコーヒー学―コーヒーを楽しむ最新知識のQ&A』も発売されている。興味のある人はチェックしてみると良いだろう。
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(最終更新:2013/09/08)
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