DSを勉強の手助けに! 「DStudy」に効果アリ

2007年12月07日 06:30

DStudyイメージ学習塾を運営する修学舎では洋光台校において、[任天堂(7974)]の携帯ゲーム機「ニンテンドーDS( Lite)」を用いて「DStudy」という提唱テーマのもとに学習のサポートを実践しており、その成果を改めて発表した。小学校5・6年と中学校3年を対象に活用したが、最も効果が得られたのは小学校6年生だったという。修学舎では来年度からは具体的に「DStudy プログラム」を提案すると共に、さらに活用の幅を広げていくという(【発表リリース】)。

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DStudyイメージ「DStudy」については独自のページ(【Team DStudy】)を立ち上げてて各種説明が行なわれている。具体的には勉強の時に実際にDSを使ったり、宿題として、普通の本の宿題の代わりに「DSソフト」を使って課題に取り組んでいるとのこと。

2007年初頭からDSの利用を開始したこともあり、今のところ明らかな成果が出ているわけではない。しかしDSを介して勉強に意欲的になったという報告や各種資格試験(英検や漢検)で大いに活用するなど、数字として現れにくい面での成果が見られるという。教育の現場からも成績アップだけでなく、勉強をする子どもたちの間に「勉強に対する意識」が変わりつつあるとのこと。

とりわけ「生徒一人ひとりの状況に合わせ活用できるソフトを取捨選択できる」ことや、「英語の勉強をはじめるにあたり、単語調べや発音の面でDSの活用は欠かせない」など、特に小学6年生(義務教育上の英語教育は中学1年からスタートするため、その直前からの「予習」ということらしい)における成果がみられたのも納得がいくというもの。

ニンテンドーDSはその流通量やゲームソフトを介することでの親しみやすさはもちろんだが、タッチパネルや音声入出力などの入出力インターフェイス、無線LANや赤外線を用いた通信機能など多数の点において「手軽な情報通信端末」としての役割を果たしうるポジションを維持している。この立場を利用すべく、ニンテンドーDS向けに『東北大学未来科学技術共同研究センター川島隆太教授監修 もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング』など、各種トレーニングソフトや『英語が苦手な大人のDSトレーニング もっとえいご漬け』のような学習用ソフトが多数提供されているのもニンテンドーDSならではの特徴の一つ。

ゲーム機としてだけでなく、さまざまなツールとしてのDSの活用法の一つに「学習サポート」が世間一般に広く認知され、学校や塾でごく普通に利用している姿が見られるようになるのもそう遠い未来の話ではないのかもしれない。


(最終更新:2013/09/08)

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