食いしん坊万歳が選ぶ食材は!? メガサイズで食べてみたいB級グルメランキング
2007年12月19日 06:30
検索エンジンgooにおいて実施されていた【メガサイズで食べてみたいB級グルメランキング】の結果発表が行われ、第一位には「プリン」がついた。
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以前【最近メガな食品が流行るワケ】で解説したように、最近の食品業界では「超大きなサイズ」という意味で使っている「メガサイズ」の食品が一種のブームとなっている。何でもメガサイズにすればよいというものでもないが、企画ネタの一つとして「大盛」どころか「超大盛」にすると、それだけでアピールポイントとなり、注目を集め、しかもヒットセールスを記録してしまう。[マクドナルド(2702)] の「メガマック」が火をつけたこのブーム、実は元々食欲旺盛な20~30代男性のニーズに応えていることや、「適度な」食事量の満足感を得たいという要望にハマったことが一因のようだ。
第一位についた「プリン」は老若男女を問わず好まれる洋風お菓子の代表格。一般流通に乗るタイプの商品でも最近では【プッチンプリン ハッピー】や【がっつりプリン&チョコパフェ】が登場するなど、「たらふくプリンを食べたい」というニーズは非常に高く、それに応える形でいくつもの商品も発売されている。また、通販など流通網が限られるが最大で12リットル(通常サイズのプリンの171個分)のプリン『バケツプリン』も購入することは可能だ。……もちろんプリンは生菓子なので、万一購入したとしても「処理」には十分な注意が必要となるが。
第二位の「たこ焼き」は残念ながらメガサイズの存在を聞いたことがない。たこ焼きもプリン同様に魅力的な味わいを持つ食品であるし、理論上は不可能ではない。しかしメガサイズでボール状のたこ焼きを作ったら中に火が通るのか、たこ入りのお好み焼きとどこが違うのかなど、ツッコミどころも少なくない。ただ、例えばサッカーボール大のたこ焼きがごろごろと大皿に並び、たっぷりとソースや青のりがかけられた姿を見たい気はする。
第三位のシュークリームは【佐世保の蜂の家】が有名どころだとのこと。元記事によれば同店で販売されている巨大シュークリームは、通常サイズの10倍・重さが2キロもあるのだという。シュークリームの構造から考えるに「自重でつぶれないか」と心配してしまうのだが、大丈夫なのだろう。当方は残念ながら実物を見たことがないが、現地付近の人はご報告いただけるとありがたい。
第四位以降は「ハンバーグ」「パフェ」「オムライス」などが続くが、トップ3とあわせ「比較的なじみの深い食品」のメガサイズが求められていることが分かる(「B級グルメ」という前提も理由にあるが)。まつたけやトリュフ、キャビアのメガサイズを求めている人はいない。仮に「B級」という設定をのぞいても、まつたけやトリュフのメガサイズを食べたいと思う人はあまりいないだろう。ここからもメガサイズ食品ニーズのポイントの一つ「せめていつも口にしている食品を、見ただけでもお腹いっぱいになるくらいのボリュームで堪能したい」という消費者心理をうかがうことができる。
また、これら「大衆食のメガサイズ商品」は、プリンやシュークリーム同様に企画ネタとして時々大手コンビニなどで発売される他、地方の喫茶店やレストランの名物商品として口にできるものが多い。時々テレビの小特集で放送される「メガ食品」シリーズでは、パフェやハンバーグ、ラーメン、カレーなどのメガタイプを目にすることもよくある話。
食欲にまかせてこれらのメガ食品にチャレンジするのも良いが、くれぐれも健康に留意した上で、そして食べ物を大切にする心構えを忘れずに挑んでほしいものだ(笑)。
(最終更新:2013/09/02)
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