年の瀬恒例第二回 2007年の年間注目記事とキーワードランキング発表・トップを飾ったのは今年業界を騒がせた「アレ」と「あれ」
2007年12月29日 19:30
当サイトが年の瀬を迎えるのも今回で3回目となり、ようやく「年の瀬恒例」という言葉が使えるだけの資格が得られそうな「定番」企画の一つ、「今年の重大ニュース」的な企画話、「今年もっとも読まれた記事」と「今年もっとも用いられた検索キーワード」を紹介することにしよう。同様のスタイルを持つ記事としては昨年末の【年の瀬恒例!? 年間注目記事とキーワードランキング発表・トップを飾ったのは今年業界を騒がせた「アレ」と「あれ」】に続くものとなる。
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今回集計したデータは2007年1月1日から2007年12月29日午後4時までのもの。正確には一年分きっかり、というわけではないが、多少の誤差はお見逃し下され。
さて、「今年もっとも読まれた記事」は単にアクセスデータを検証して提示すれば済むのだが、「今年もっとも用いられた検索キーワード」には少々説明を必要とする。当サイトは検索ポータルサイトではないので、ここに登場する「検索キーワード」とは、「検索サイトからどのようなキーワードで飛んできたのか」ということを示すことになる。
当サイトが森羅万象すべての事柄をピックアップしているわけではなく、また該当キーワードにしても各検索サイトでどのような順位に掲載されているかは不確定要素が大きい。従って今回提示した結果が、そのまま世の中の流行りすたりではないことにご注意願いたい。当サイトの傾向がある程度うかがえる、かつ「そういえばこのような話がよく出てたよな」という程度に受け取ってもらえれば、それが一番だろう。
●「今年もっとも読まれた記事」
今年もっとも読まれたページは、「トップページ」でした! ……というボケを今年もしてみたが、実はこれは事実に他ならない。ブックマークなどでトップページから閲覧している定期読者が多いのは非常にありがたいこと。それとは別に、それぞれ独自の記事についてアクセス数を元にトップテンを掲載すると次のようになる。具体的なページビュー数は禁則事項。
1:【防衛省技術研究本部、陸上装備として「ガンダム」の実現を模索……?(10/29)】
2:【空自の次期主力戦闘機はF22? それとも……調査対象は6機種(2006/3/20)】
3:【一歩先行くネットワークゲーム『セカンドライフ(Second Life)』の日本語版、まもなく公開(2006/9/24)】
4:【電話応対で「これやっちゃダメ」なチェックリスト10項目(7/16)】
5:【「私は、ここにいる」アニメ版『涼宮ハルヒの憂鬱』第二期制作正式発表(7/7)】
6:【「住民税が2倍に増えた」「自営業者はツラい」の謎を探る(6/19)】
7:【あなたも実はすでに……!? ネット依存症の26症状と13のチェックリスト(6/18)】
8:【『どうぶつの森』、Wiiで続編発売へ(2006/12/31)】
9:【500円の定期券で「毎日うどんがタダで食べられる」! はなまるうどんがうどん定期券発行(2/14)】
10:【誰でも気軽に「戦車隊、前進!」一人用ミニ戦車が大人気(10/5)】
トップは今年色々な方面でお騒がせとなった防衛省絡みの話で、数少ないポジティブなネタ話といえる「ガンダム」騒動。陸上装備として「ガンダム」の実現を模索する主旨の説明があっただけに軍事関係筋はもちろんアニメマニアや一般層にいたるまで大騒ぎとなった。結局のところは通常の陸上歩兵装備の最新版で、「ガンダム」という表記は単によく知られているから使われているに過ぎないことが分かり、一件落着。陸上自衛隊がモビルスーツ部隊を新設する、というわけではなかったことになるが、個人的には多少残念な気もする。
第二位には今年ではなく去年掲載した、アメリカ空軍のステルス戦闘機F-22ラプターを航空自衛隊が採用機種選定の一候補として挙げていたお話。結局防衛機密問題や上記にあるような「お騒がせ」の話、さらにはアメリカ議会自身が国外への持ち出しを禁じたことから、この話はお流れとなり、現行機の改修でしばらく持たせるという結論に落ち着いている。去年のこの記事が上位に食い込んだのは、掲載時期が古いこともあり、検索時に多く参照される機会があったからなのだろう。
第三位も第二位と似たように、去年掲載した『セカンドライフ』に関する記事。『セカンドライフ』自身は今年後半に入り、さまざまな規制が設けられたり「企業色が強い・日本人向きで無い」などの意見が相次ぎ、企業が笛吹けど利用者は踊らず状態になっているのが実情。来年はこのような状況をくつがえせるのか、それとも日本国内で提供され始めている類似サービスにお株を奪われることになるのか、注目すべき話ではある。
去年と比べて経済系の記事が何本か見受けられるのは幸いなところ。また、別記事で多少触れているかもしれないが、「当サイトにおいて」という前提があるものの「特に多くの読者に好まれる記事」には次のような傾向があるのが分かる。
1)不特定多数の人にとって身近にあるもの、良く知られているもの
2)「1)」の条件を満たしつつ「知らないよ」「どうして」と強く思わせる要素が含まれるもの
3)身近で困っている、疑問に感じていることで、それを解消してくれそうなもの
4)一発で分かる大きめなサイズのイメージ写真や図解が掲載されているもの
多くの読者に読まれた記事には、ネット上の口コミに近い形で次々に伝播された傾向があるが、上記の要素がそれを裏付けているともいえよう。
とはいえ、これらの要素のみに頑なにこだわってばかりでは、単なるネタサイトになってしまう。それはそれでよし、とするサイトもあるのだろうが、その手法は当サイトとの主旨とは微妙にズレを感じてしまう。テクニックはテクニックとして適時利用するが、それにおぼれることのないよう、気をつけたいところだ。
●「今年もっとも用いられた検索キーワード」
アクセス解析に用いている【Access Analyzer.com】では、検索キーワードを調べる際に「単語」「検索語句」の両方でリサーチができる。「単語」よりは「検索語句」(複数単語で検索している場合はそれらがすべて分かる)の方が、検索している人の「思い」が分かる。そこで「検索用語」のトップテンをリストアップしてみた。なお、「9」と「9」「IX」のように、同一と思われるものについてはまとめて集計した。具体的な検索回数はこちらも禁則事項。
1:セカンドライフ(ゲーム)
2:F22(次期主力戦闘機)
3:マックグリドル
4:アンナミラーズ
5:メガ牛丼
6:コミック・ガンボ
7:涼宮ハルヒの驚愕(憂鬱、テレビ二期含む)
8:スマイルバーガー
9:加ト吉
10:10円まんじゅう
先に「今年もっとも読まれた記事」でも上位についている、F-22や『セカンドライフ』に関する記事に、検索サイト経由で来た人が多いことがうかがえる。わざわざ当サイトに訪れてくれたことに感謝する一方、お望みの情報を提供できたかどうか不安でもある。
また、第三位の「マックグリドル」や第五位の「メガ牛丼」、第八位の「スマイルバーガー」など、ファストフード系の検索が多いのも目に留まる。これらのキーワードを含み、検索対象として読まれた記事は、やはり上記の「特に多くの読者に好まれる記事の傾向」に、いずれか、あるいは複数か所当てはまることが分かる。
第九位の「加ト吉」は循環取引などの問題で大きく世間を揺るがせ、結局JTなどの傘下に収まり上場廃止が決まった、あの冷凍食品などの加ト吉を指す。国内の多くの産業で業界再編がおきつつあることを示す一例ともなったことで、今後も注目を集めることだろう。
……そういえば第七位の、小説版『涼宮ハルヒの驚愕』。夏には出る、という話だったが、一度延期が発表されたあと(【公式発表】)未だに音沙汰すら無い。愛読者はもちろん関係各方面も「驚愕」しているのは間違いなく、その観点ではタイトルはきわめて適切といえよう。
●「リンク元サイト(当サイト紹介サイト)」
最後に「当サイトを紹介いただいたサイト」からの来場者が多かったサイトベスト5。検索系サイト、更新通達系(DIGG系)サイトからのもの「など」は除外した。それぞれの単独ページからのアクセスの場合、URLが別々になり集計が煩雑になってしまうことや、同一コンテンツを複数のURLに掲載している場合統計データが別々のものになるので(サイトによってはまったく同一のコンテンツを複数のドメイン・URLで同時に掲載している。サーバー負荷を避けるためのミラーリング的措置だと思われる)、あくまでも目安ということで見てほしい。また、去年がベスト10だったのに今年がベスト5になったのは、サイト別のURLが雑多になりすぎて集計が事実上不可能になったためでもある。
1:【ぁゃιぃ(*゚ー゚)NEWS】
2:【楽画喜堂】
3:【evrything is gone】
4:【TBN】
5:【朝目新聞】
※以上、すべて敬称略
トップ5として掲載されなかったサイトも含め、今年は大変お世話になりました。来年は今年以上に精進を重ねますので今後ともご愛顧・ご声援いただきますよう、よろしくお願い申し上げます(と、ここだけ「です・ます」調)。
また、来年は今年以上に投資・経済系の記事においても役立つものを提供していくと共に、記事本数にはこだわらず、分かりやすい図式や写真を採用し、多くの人に役立つものを創り上げていければと考えている。
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