チロルチョコパン(第三弾・2007年12月版)

2007年12月11日 19:35

チロルチョコパン(2007年12月版) イメージGarbage Shot」第七十六回。今回は以前【今度は「京きなこ」も! チロルチョコパンがファミリーマートで12月11日から発売】で紹介した、[ファミリーマート(8028)]とチロルチョコの名物コラボ商品『チロルチョコパン』の第三弾・12月11日発売バージョン。今回は『チロルチョコパン ミルク』『チロルチョコパン ホワイト&クッキー』の定番2品と最近流行の『チロルチョコパン 京きなこ』『チロルチョコパン きなこもち』の2品がラインアップに加わった。

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【10円お菓子の代表作「チロルチョコ」初の公式本「チロルチョコ official book」2月7日発売】にもあるように、チロルチョコは「おつまみチョコ」としてスーパーやコンビニ、さらには文房具店などにまで展開している、「国民食」的なミニサイズのチョコレート。値段・サイズの手軽さや、次々に登場する新商品のセンスのよさなどには定評がある。

そのチロルチョコをモチーフにしたチロルチョコパンは、2006年の3月と11月にファミリーマートから発売され、多くの人(含む当方)の支持を集めた。当サイトでも【チロルチョコパン第二弾(「ストロベリーチョコ」「黒ごまたると」)】【チロルチョコパン】と、過去二回両方を紹介している。いわば当サイトの歴史と共に歩んできた(大げさ)チロルチョコパンを紹介しないわけには行くまい!! ということで今回は気合を入れて4品すべてを調達。

チロルチョコ第三弾。手前左がホワイト&クッキー、右が京きなこ。奥左がきなこもち、右がミルク。ちなみにさらに手前にあるのは、ホンモノのチロルチョコ
チロルチョコ第三弾。手前左がホワイト&クッキー、右が京きなこ。奥左がきなこもち、右がミルク。ちなみにさらに手前にあるのは、ホンモノのチロルチョコ

今回発売されたもののうち、「ホワイト&クッキー」はやや丸い感もあるが、他の3種類はほぼチロルチョコの四角さがそのまま表現されている菓子パン。

袋の中から中身を取り出してみる。配置は上の写真と同じ
袋の中から中身を取り出してみる。配置は上の写真と同じ

新たに加わったきなこシリーズの2種、「きなこもち」と「京きなこ」双方を早速試食してみることにする。まずは「きなこもち」。

「きなこもち」断面図。透明色をしているのが「おもち」
「きなこもち」断面図。透明色をしているのが「おもち」

チロルチョコの「きなこもち」がウケた最大の理由は、もちもちとした食感にあると言っても過言ではない。この「チロルチョコパン きなこもち」でもそのもちもち感は活かされている。さすがにおもちそのものを入れるわけには行かないので、実際に入っているのはぎゅうひ(白玉粉と砂糖で作るやわらかい餅状の生地。餅のように硬くならない)をきな粉と混ぜてパンに包み込んでいる。

もちろんそれだけだと「きな粉」の主張が弱くなるので、きなこチョコクリームがたっぷりと入っている。見た目はピーナツクリーム。食感がややざらざらするのはきな粉だからか。もちもちした歯ざわりと周りのパンのふかふか感が、きなこチョコクリームの十分すぎる甘さと相まってミスマッチな新鮮さを口の中に広げさせる。

京きなこ
京きなこ

一方「京きなこ」は、一言で表現すれば「きなこもち」+「黒みつゼリー」。成分的にも「ぎゅうひ」+「きなこチョコクリーム」+「黒みつゼリー(京みつを表現)」がパンの具になっている。ひと口食べると、ぎゅうひのもちもち感とざら甘なきなこチョコクリーム、それに加えてやわらかくてぷるぷるした黒みつゼリーの三重奏が口の中でメロディを奏でる。まるで目の前に、そよ風とたわむれている風鈴がちりんとささやいて涼しさを誘う、真夏の京都の茶屋が浮かび上がってきそうである。何本歯が浮いたか気が知れない。

さて「チロルチョコパン」シリーズでは必ず1種類用意されている、底の部分にクッキーがついている種類(前回は「黒ごまたると」、前々回は「ビスケット」)は、今回は「ホワイト&クッキー」だった。

ホワイト&クッキー
ホワイト&クッキー

今回も期待に違わぬ美味しさだったのだが、前回までの「クッキーなチロルチョコパン」と比べるとややしっとり感が強く、クッキー独自のサクサク感に欠けている気がする。ココアクッキーということでやや甘みを強調するためのものだろうが、中のホワイトチョコも十分に甘いのだからここは単純に食感を強くして欲しかったところだ。

ちなみにこれらのチロルチョコパンの製造元は「ミルク」のみが敷島製パン、他は[山崎製パン(2212)]だった。製造ラインの都合なのか得手不得手があるからなのかは分からないが、一つだけ別の会社というのも不思議なお話。

今回の「チロルチョコ第三弾」では、個人的にはやはりお得感の強い「京きなこ」が一番。食べた人皆が夏の京の茶屋にトリップして歯が浮くわけではないが、十分すぎる満足感を得ることができるだろう。……少々甘みがキツいかもしれないので、お茶も忘れずに。


(最終更新:2013/08/18)

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