そのお弁当の名は「日光埋蔵金弁当」。栃木県日光市にある、主に鱒寿司を販売する【日光鱒鮨本舗】が販売している。元々ここでは鱒寿司をはじめ各種魚類を中心にしたお弁当を提供していのだが、その中でも注目が集まるのが【日光埋蔵金弁当シリーズ】というわけだ。

まるで江戸時代の商人のお店の店頭に置かれている貴重品入れのようなゴージャスさが光る重厚なお重に納められた、一線級の素材で作られた惣菜が芸術品のように並べられている。漫画的表現ではないが、フタを開けると中から光があふれ出し、まぶしさのあまりに目をふさいでしまいそうな気さえしてくる。

中でも腰を抜かすのが、「日光埋蔵金弁当シリーズ」の中でも最高額を示す【日光埋蔵金弁当 15万円】。

日光埋蔵金弁当 15万円

日光彫りの容器に納められた料理は次の通り。

添加物は一切使用していないので、当日中に食する必要があるという。一部地域を除けば配送も可能とのこと。食べ終えた容器はそのまま利用する……のすらもったいなく、神棚に飾りたくなる気分にすらさせてくれる、豪華絢爛な作り。

特注品やオーダー弁当ならまだ話は別だが、規格として用意されて一般販売されているお弁当としては、間違いなく最上級のものに違いない。取引先と共に会議が長引いた時には会議室でお弁当が用意されることがあるものだが、経費として計上できるものなら、ぜひ一度はオーダーしてみたいものである。相手に与える印象も、色々な意味で強力なものになるだろう。

ちなみに履歴を調べると、どうやら「15万円弁当」は今年に入ってから開発されたようだ。このままの調子でいくと、数年後には「50万円弁当」や「100万円弁当」も夢ではないかもしれない。……庭から石油なり温泉でも出たら、一度注文してみてはいかがだろうか。