世界最大級1.5キロの巨大トリュフ、マカオのカジノ王が3700万円で落札

2007年12月03日 06:30

トリュフイメージ【BBC】が伝えるところによると、イタリアで先月発見された1.5キログラムもの巨大トリュフがオークションにかけられ、33万ドル(3660万円)で落札された。トリュフの価格としては過去最高を記録したという。

スポンサードリンク

トリュフイメージこのトリュフは11月にイタリアのピサから40キロメートルほど離れたTuscanで、Cristiano Savini氏とその愛犬Roccoによって掘り起こされた。深さ75センチほどの場所にあったこのトリュフ、Cristiano氏とその父親は国際トリュフオークションにそれを寄付したという(オークションの売上はストリートチルドレンや病気の人たちを助ける慈善団体に寄付される)。

見つけた本人はこのトリュフを指し「今世紀最大で今世紀最高の価値を持つこのトリュフ、もう何と表現したらよいのか分からない。ただただ美しいだけだ(The biggest truffle of the century and the most expensive truffle of the century. There are no more words to say - it is all very beautiful.)」と評したという。

この「比類無きトリュフ」を落札したのはマカオのカジノを所有するStanley Ho氏。同オークションにはイギリスの芸術家Damien Hirst氏なども参加していたが、それらの人たちに競り勝つ形で33万ドルを提示し、競り落としたという。ちなみにこれまでのトリュフの落札価格の最高額は21.2万ドル(2350万円)だったとのこと。

なおトリュフは賞味期限などの問題から、掘り出されてから20日以内に食べる必要がある。落札したStanley Ho氏だが一週間以内に料理してもらい、その「世界最高のトリュフ」の味わいを堪能する必要がありそうだ。

まつたけやキャビアと並び「世界三大珍味」の一つといわれるトリュフ。手に収まる大きさで、家一軒が買える価格と言うのはちょっと想像が出来ない。かつて胡椒(こしょう)は黄金と同じ価値を持つといわれていた時代があったが、このトリュフはそれ以上(金価格は1グラム3000円前後だから、1.5キログラムだと450万円)。まさにその三大珍味の王様で純金以上の価値を持つ巨大トリュフがどのような形で料理されるのか、口に出来る可能性がゼロだとしても、やはり野次馬根性的に気になるものだ。

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

スポンサードリンク



 


 
(C)JGNN||このサイトについて|サイトマップ|お問い合わせ