ゲームの世界でつきたい職業ランキング、トップはおなじみのあの職業
2007年11月25日 12:00
検索エンジンgooにおいて実施されていた【もしもゲームの世界に行ったらなりたい職業ランキング】の結果発表が行われ、第一位には「魔法使い」がついた。現実にはありえないことが色々とできる魔法を使える職業に対する憧れは強いようだ。
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今調査は10月、gooリサーチのモニターに対してアンケートを行い、その結果を集計したもの。具体的な日数や集計母数は掲示されていない。
トップに立ったのは「魔法使い」。日本における二大ロールプレイングゲーム『ファイナルファンタジー』『ドラゴンクエスト』両シリーズをはじめ、ファンタジー系のゲームには欠かせない職業。女性の魔法使いを「魔女」と呼ぶこともあるが、「魔法使い」より「魔女」と表現した方が怪しさが増すのはなぜだろうか。「白雪姫」や「青い鳥」「お菓子の家の話」などに登場する、あるいは中世ヨーロッパで行なわれた魔女狩りを表した絵などがビジュアルイメージとして思い浮かぶからかもしれない。
もっとも「魔法」とは「現在の常識や科学では説明できないようなことを、呪文や魔法の杖を使いこなし、さも当たり前のようにこなす」とも表現できる。今の科学技術を100年前の人に見せたら、そのすべてが魔法に見えるに違いない。魔法への憧れは単純に「不思議な力への憧れ」以外に「ありえるかもしれない未来技術への憧れ」もあるのだろう。
第二位には「忍者」、第三位には「侍」など、日本人には馴染み深い職業(……?)がランクイン。侍はともかく忍者はそのものが存在しているわけではなく、実際には隠密行動をする工作員や偵察員、非正規戦闘員などが居ただけの話(「真田十勇士」「服部半蔵」もモデルとなった人物は実在するし似たようなことを仕事としていたが、「忍者」だったわけではない)。しかし侍にしても忍者にしても、ゲーム内ではその能力を拡大解釈され、さまざまな特技を発揮して活躍することになる。
第四位は「探検家」。これはゲーム内うんぬんというより単なる「憧れの職業」のような気もする。「インディージョーンズ」のようなイメージがあるのだろうか。「憧れの職業」といえば第八位の「学者」なども同じようなものだろう。
その他歴史的背景を考えれば実はほとんど同じものを指す「医者」と「錬金術師」、憧れるのはいかがなものかと思われる「スナイパー」など、漫画や映画、そしてゲームなどに大きな影響を受けていると思われる職業が上位を占めている。
あらためて見直すとランクインしている職業は大きく「実在するがゲーム内では能力を拡大解釈されている職業」と「(現在ではほとんど、あるいはまったく)実在しない職業」の2つに分けることができる。「商人」などなろうと思えば今日から名乗り生業として始めることはできるが、「魔法使い」は名乗ったところで白い目で見られるか遠ざけられるだけだ。
共通しているのは「今の自分には出来ない、今の生活とはまったく違う、何かとてつもないことを可能とする」仕事・職業であるということ。ゲームの世界では「現実とは違う自分」に成り代わり、現実ではかなわない夢をかなえ、気分転換を図りたいからなのかもしれない。
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