為替が大きくドル安に振れて…東京市場での外国人投資家の売買動向、二週連続して売り超しへ

2007年11月23日 12:00

株式イメージ東京証券取引所は11月22日、11月12日から11月16日(11月第2週、先週)における株券の投資部門別売買状況を発表した。それによると先週外国人投資家が株を売った総額は6兆2372億4114万7000円なのに対し、買い総額は6兆0407億3083万1000円となり、差し引き1965億1031万6000円の売り超しとなった。外国人投資家は額こそ多少減らしたものの、先週から引き続き売りの状態にあることが分かる。一方で個人と証券会社は買い超しの状況を続けており、先週同様売り超しにあるのは4部門では外国人投資家のみとなった(【最新発表リリース、PDF】)。

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11月12日から11月16日における各部門別の売買動向は次の通り。

・法人……8546億8125万8000円/1兆3232億4304万4000円(4685億6178万6000円買超)
・個人……1兆7047億2576万4000円/1兆7324億7835万7000円(2775億2593万3000円買超)
・外国人……6兆2372億4114万7000円/6兆0407億3083万1000円(1965億1031万6000円売超)
・証券会社……1228億6693万9000円/1272億3611万3000円(43億6917万4000買超)

(それぞれ売り/買い(差し引き))


また、この8週間における外国人投資家の動向は次の通り。

9月25日~28日……1796億8466万3000円買超
10月1日~5日……2639億6309万3000円買超
10月9日~12日……1545億3050万8000円買超
10月15日~19日……2769億8115万5000円売超
10月22日~26日……283億0158万6000円買超
10月29日~11月2日……2381億6516万5000円買超
11月5日~9日……2264億5398万9000円売超
11月12日~16日……1965億1031万6000円売超


今回発表週は先週に引き続き為替が大きくドル安に振れたことや、サブプライムローン関連による損失が相次いで発表されたこと、さらにアメリカの景気後退懸念や海外系ファンドの決算による換金化と思われる売りが相次ぎ、大きく値を下げている。先週同様外国人投資家が売りを強めているのが分かる。

日経平均はついに1万5000円台を割り込み、今週末はそのままの低水準で週末を迎えている。アメリカでは感謝祭を迎え区切りがついた来週以降、どのような相場展開となるのか、注意深く見守りたいところだ。

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