郵便局もプレイガイド化へ・郵便局株式会社が映画チケット販売
2007年11月15日 06:30
郵便局株式会社は11月14日、民営化後の新サービス展開の一環として、各地の郵便局窓口で映画のチケット販売を試験的に開始することを発表した。対象となる映画は日本郵政グループが協力した「ポストマン」という映画。19日から選考してチケットの販売を行なうことになる(発表リリース、PDF)。
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「ポストマン」というと近未来の力強い郵便配達人の姿を描いたケビン・コスナー主演、監督の同名映画が思い浮かばれる。しかし今回チケットが販売されるのはそちらではなく、2008年春から全国ロードショー予定の長島一茂氏製作総指揮主演の「町の郵便局」を舞台にしたほのぼの系の映画。製作にあたっては日本郵政グループが全面的に撮影協力を行なったとのこと。
今回この「ポストマン」について、全国の(簡易郵便局をのぞく)郵便局窓口約2万軒において、前売鑑賞チケットの先行販売が行なわれる。一般の販売は12月に入ってからなので、郵便局は2週間ほど先行して販売することになる。一部報道などによると今回の「ポストマン」チケットの販売は試験的なパターンとして行い、販売状況を見た上で映画チケットの本格販売を行うかどうかを決定するという。
「ゆうちょ銀行」「かんぽ保険」と比べると郵便局株式会社は取扱商品こそ庶民生活に欠かせないものばかりだが収益性が低く、民営化で収益率を高めることが求められている。今回の「映画チケット販売」も収益率向上のための「試行錯誤」の一つ。
「ポストマン」がそのタイトル通り郵便局株式会社に幸せをもたらすものとなるのかどうか、チケットの売行きに注目したいところだ。また、個人的には郵便局の来客年齢層として多いであろう、中高年齢層向けの映画チケットの販売も手がけた方が良いような気もするのだが、どうだろうか。
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