【更新】「あなたは未成年だから売りません」自分でお客の年齢を判断するたばこ自販機

2007年11月11日 12:00

たばこイメージ自動販売機の製作・販売の【フジタカ】が、カメラを用いてお客の年齢を識別して成人かどうかを判断できる「たばこ自動販売機」を開発、11月12日から販売を開始する。備え付けのカメラで判別し、正しく認識できる確率は約9割とのこと([参照:読売新聞]>)。

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今回フジタカが導入する「カメラ付き自動販売機」([販売用ページはこちら])では、最初に顔認証が行なわれ、パスできない場合には別の手段での「成人証明」が必要になる。

「カメラ付き自動販売機」キューブイメージ顔認証は自動販売機上部にあるカメラに顔を向けてボタンを押すことで行なわれる。ボタンを押すと顔のたるみやしわ、骨格などから対象者の年代を3秒程度で判別。成人と確認できればそのままたばこを購入できる。10~60歳代の500人で実験したところ、正しく判別できる割合は約9割に達した。

もし成人なのに「確認できない」と判断された場合には、フジタカが発売する自販機では自動車免許証を差込口に入れて、成人であることを証明することになる。また、未成年の喫煙が社会問題となっている昨今、日本たばこ協会ではICカード「taspo(タスポ)」を導入して、このカードをかざさないとたばこが買えないタイプの自動販売機を来年春から本格的に導入していく([関連ページ:日本たばこ協会])。この「タスポ」の普及が始まれば「顔認証カメラ+タスポ読み込み」タイプのものも導入されることになるのだろう。

約9割というと微妙な判定率だが、少なくとも年配者にとっては、わざわざカードをかざす必要性は少なくなると思われる。購入者・販売店共に購入のモチベーションを下げることなくお客を誘導できるシステムとして注目を集めているという。

フジタカといえば先に【セガのゲーセンに「らーめん缶」「うどん缶」自販機設置】で紹介した、[らーめん缶などの自動販売機]を販売しているところでもある。また、トップページからメニューを見てみると、[楽天市場に支店を出展していたり]コインロッカーや介護機器を開発していたりもする。

多彩な技術とノウハウ、アイディアが今回の「顔認証でたばこ販売を手助けする」というシステムを生み出したのだろう。

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