気をつけているエチケット「体臭」「口臭」「身だしなみ」
2007年11月08日 08:00
ネットエイジアリサーチが11月6日に発表した調査結果によると、若年層においてエチケットの点では「体臭や汗の臭い」「口臭」「身だしなみ」が特に対策をほどこしたり予防されていることが明らかになった。見た目より「臭い」に対する「他人の目」が気になる心理状態が見て取れる(【発表リリース】)。
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今調査は10月26日から29日までの間に、15歳から29歳の携帯電話ユーザーに対してネット経由で行なわれたもので、男女比は1対1.年齢階層は10代が200人、20~24歳が200人、25~29歳が200人。
●気になる臭い、自分自身から?
エチケットの点で対策を施している、あるいは予防していることを複数回答でたずねたところ、過半数を得た回答は「口臭」「体臭・汗の臭い」「身だしなみ」の3項目だった。
エチケットで対策や予防していること
「おめかし」という言葉には身だしなみ、髪型のチェックなど「目に見えるポイント」の良し悪しがすぐに頭に思い浮かぶ。しかし実際には「口臭」「体臭・汗の臭い」など、見えないけれども人によっては非常に気になるポイントに対し、個人個人がより一層注意していることが分かる。
●口臭対策には「キシリッシュ」「フリスク」「ミンティア」が人気
「気になるポイント」の第二位に入っている「口臭」についてだが、胃腸が悪い・虫歯の人はそれが原因な場合も多い。これらの場合にはまさに言葉通り「くさい匂いは元から断つ」がごとく、消化器科・内科なり歯科で治療してもらうしかない。
しかし治療中の場合やそこまで考えることはないと判断している人、あるいはそれ以外の理由による場合には、何らかの形で「防衛」するしかない。一番簡単なのは歯を磨くことだが、人前でいきなり歯を磨くわけにもいかない。そこでよく用いられるのが、口臭エチケット用のタブレットやガム。
調査でも「口臭エチケットで試した商品(複数回答)」では、ガムタイプのものがもっとも多く7割強を占めている。
■口臭エチケットで試した商品(複数回答)
・ガムタイプ……74.4%
・タブレット……47.4%
・特に無い……13.4%
・その他……6.0%
ダイレクトな消臭イメージとしては「消臭スプレー」もあるかと思ったが、ガムやタブレットで要件を済ますのがトレンドのようだ。コンビニにおいて「レジ前」というもっとも売れ筋の商品が並べられる場所に、これら口臭対策用のガム・タブレットを良く見かけるのも、それだけニーズがあるからという結果なのだろう。
それでは具体的にどの商品に人気が集まっているのか。
■口臭対策のために食べているガム商品
・男性……キシリッシュ、ACUO、キスミント
・女性……キシリッシュ、ホワイティーン、キスミント
■口臭対策のために食べているタブレット商品
・男性……フリスク、ミンティア、ブレオ
・女性……ミンティア、フリスク、プラスXタブレット
(左から1位・2位・3位)
元々口臭対策用商品として古くから売り出されている「大御所」であると同時に、コンビニやスーパー、さらには書店などでも見かける商品が上位を占めている。
ガムやタブレットの使用シーンを尋ねた回答では、タブレットよりもガムの方がいずれも割合が多く、特に公共の場や仕事・学習前後にはガムの割合が高いこと、逆に「特に決まっていない・どんな場所でも」と回答した人はガムよりタブレットの方が多いことも明らかにされている。
同じ「口臭を気にするために半ば仕方なく、対策として口にする」ガムとタブレットだが、世間一般的、あるいは利用者自身の考えとして、行儀・マナーを別にすれば、「ガムは口臭対策の認知度が高い」「タブレットは口臭対策もあるが、おやつのニュアンスもある・受け止められるかもしれないと考える」の傾向があるのかもしれない。そう考えれば、タブレットをひかえるような数字が出るのも納得がいくといえよう(もっとも「タブレットよりガムが好き」という、単なる趣向の場合もあるだろうが……)。
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