温州みかん成分「β-クリプトキサンチン」に脂肪抑制効果あり

2007年11月07日 08:00

温州みかんイメージ健康を主に科学の面からサポートする各種事業を展開するアークレイは11月6日、温州みかんに多く含まれるとされるβ-クリプトキサンチンが、脂肪細胞の肥大化を抑制するなど、メタボリック症候群に対して予防効果が期待できることを発表した(【発表リリース】)。

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リリースによれば温州みかんに多く含まれるβ-クリプトキサンチンには「脂肪細胞が大きくなることを抑制する効果」「脂質の合成を抑える効果」の2点において期待が出来ることがわかった。これらのことから、メタボリック症候群に対し、予防効果が見出せることが明らかになったという。

アークレイでは元々β-クリプトキサンチンを多分に含む「クリプトベータ」(温州みかんの果実成分を濃縮したペースト状のもの。ゼリー飲料や飲み物などに用いる)という商品を展開しているが、この商品をメタボリック症候群の予備群に対してヒト試験をしたところ、脂質代謝の改善効果が確認できたとのこと。

温州みかんイメージちなみにβ-クリプトキサンチンとは温州みかんに特異的に含まれる成分で、α-カロテン、β-カロテン、ルテイン、ゼアキサンチン、リコペンとともに、人間の血液中の主要カロテノイド6種類のひとつ。他のカロテノイドと比べて研究が進んでいない成分だが、最近では糖尿病・肝疾患・動脈硬化・骨粗鬆症等の生活習慣病との関連(効用)もあるのではないかとして注目されている。

『温州みかん(楽天市場)』を毎日食べていればメタボリック症候群の予防になる……というわけではないだろうが、何らかの効用があるらしいという話には違いない。旬の果物をバランスよく適量食すことが健康にプラスとなるのはもちろんだが、「そういえば温州みかんにはこんな話もあったな」と思い起こすことで、選択肢の一つに加えるのもありだろう。


(最終更新:2013/09/02)

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