今回のキャンペーンは、季節感のある本格的な「ご当地の味(素材)」を定期的に展開し、流行に敏感な20～30代女性や名産品に敏感なシニア層の取り込みを図り、客層拡大を目指すのが目的。ローソンではすでには「第1弾:北海道フェア」を5月に、「第2弾:沖縄フェア｣を7月に行なっている。今回の「東北フェア」は第3回目となる。

「東北フェア」のお菓子10点

発売される10品目の価格帯は100円～210円(税込み)。「森永　ハイチュウ完熟りんご味12粒」(青森県産りんご果汁を使用)から「明治　棒つきアポロ　ラフランス」(山形県産ラフランスを使用)まで、通常販売されているお菓子たちの素材を東北地域の特産品にしたものばかり。とりわけりんごが多いのが目に留まる。

お茶やいちご、桃、さつまいもなど季節の果物をはじめとした作物を使った食品によるキャンペーンを店内で見かけるたびに、その季節季節の到来を知ることができるというもの。今回の「東北フェア」の記事も種明かしをすれば、実際にローソンでその商品展開専用の棚を見つけたことと、八百屋で清々しいかんきつ系の香りをただよわせながらずらりと並ぶりんごを見かけて、リリースを探したのがきっかけ。

八百屋はともかくコンビニの加工食品を目にして季節を感じるというのは、多少おもむきに欠けると考える人がいるかもしれない。が、これもまた現代風の「風情」というものなのかもしれない。