ダイエットより難しい!? 二酸化炭素削減コンクール実施中
2007年11月04日 12:00
省エネルギーセンターでは現在【家庭・学校の省エネコンテスト】を実施している。地球温暖化の原因の一つである二酸化炭素を減らすためにどのような努力をしているのかを競い、それを報告書にまとめて提出、その報告書を審査して優秀なものを表彰しようというものだ。提出期限は2008年4月末まで。参加費などは無料。
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現在政府などでは二酸化炭素を個人ベースから工夫して減らしていこうと、さまざまな啓蒙活動を実施している。今回のコンテストもその一環で、【チームマイナス6%】との連動企画となる。
「家庭・学校の省エネコンテスト」
家電製品の普及や生活が便利になるにつれて家庭内での消費電力・消費ガス量など、エネルギー消費量も増加の一途をたどっており、これが二酸化炭素排出量増加の一因として数えられている。そこで関連官公庁では二酸化炭素排出量を減らそうというキャンペーンサイト「チームマイナス6%」上のチェックリストを用い、コンテストを行なうことで二酸化炭素削減の啓蒙と実施をうながすことになった。
具体的には【チームマイナス6%の『一人1日1キロ 二酸化炭素削減宣言』ページで具体的な宣言書】を作成。その上で参加申し込み書を作りFAXや郵送などで事務局に送付。続いて宣言書を元に省エネを実施していく。
省エネの対象となるのは電気やガス、灯油、ガソリンなど。学校、家庭でこれらのエネルギーの使い方を「チームマイナス6%」のサイトを参考にしながら節約していく。そして最終的に実践できた省エネの活動や具体的成果を、やはり事務局に提出。これがコンテスト応募になる。
なお事務局ではこのコンテストの参加をしやすくするため、電力の分電盤の接続する形で消費電気量を表示できる「省エネナビ」を期間中(来年3月)まで無償で台数限定にて提供する。これは分電盤に接続する測定器と結果を表示する「表示器」で構成されていて、家庭における消費電気量が毎日数字で映し出されるというもの。コンテスト期間終了後も継続して使用できるということなので(無料かどうかは不明)、興味のある人はコンテストの応募と共に借り受けて見るのも良いだろう。
「チームマイナス6%」のチャレンジ宣言ページをはじめとした各種ページを用い、商品が値引きされるなどのサービスを提供して「省エネ・二酸化炭素削減」を後押しする企業もちらほらと現れ始めた。電力やガス料金の値上げも耳にする昨今、「二酸化炭素削減」「地球温暖化対策」という地球規模の大きな目標を掲げるのは分かりにくいという人でも「節約」「省エネ」ならピンとくることだろう。
少々手間ひまはかかるが、地球のためにも、そして自分のおサイフのためにも、省エネ・二酸化炭素削減を考えてみよう。あくまでも自分自身のために、今回のコンテストに参加してみるのも良いだろう。それが結果として地球のためにもなるのなら、結果オーライなのだから。
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