カップめんは主婦と若手独身男性の味方! 専業主婦の81%が「食べるのは昼食時」
2007年11月01日 08:00
【マクロミル(3730)】は10月31日、即席カップめんに関する調査結果を発表した。それによると即席カップめんを週一回以上食べる人は全体の約4割に達していることが明らかになった。また食べるタイミングとしては昼食時が68%でもっとも多く、特に専業主婦では81%が「お昼時」にカップめんをいただくことがあると答えている。手間もかからず美味しく食せるお気軽な食事として、カップめんは主婦生活に大きく貢献しているようである(【発表リリース】)。
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今調査は10月10日から11日までの間インターネット経由で行なわれ、有効回答数は516。男女比は1対1。年齢階層は20~50代がそれぞれ約同数割り当て。母数がやや少なめなので世間の実情とは多少のぶれが生じている可能性がある。
●週一以上で食べる人は4割程度
カップめんには乾燥めんタイプをはじめ焼きそば、生めんタイプ、うどん、日本そばなど多彩なものが用意され、購入できる場所もスーパーやコンビニ、さらにはディスカウントストアにドラッグストア、100円ショップなど多彩に及ぶ。人気も高く購入ハードルも低いところから、手軽さという観点ではジュースやお弁当に匹敵するものがある。
それではどの程度の頻度で即席カップめんは食されているのだろうか。食べる頻度についてたずねたところ、全体では「月に2~3回程度」と答えた人がもっとも多く25.5%を占めた。
即席カップめんの食す頻度
「週に6回以上」0.6%、「週に4~5回程度」1.7%、「週に2~3回程度」は15.6%で、これらをあわせた「週に1回以上」食べる人は43.4%と4割強を占めている。
年齢層別で見ると、特に男性では若年層で多く食されており、「週に1回以上」の割合が過半数を超え、「週に6回以上」「週に4~5回以上」「週に2~3回以上」の高頻度の割合も男女・年齢階層別でもっとも多い値を示している。独身で料理にもあまり興味が無い割合が多い20代男性には、食事を簡単に済ませるのにぴったりな即席カップめんが「心の友」であることが推測できる。
一方で全般的な傾向として男性よりも女性の方が、年齢を経るごとにつれて食べる頻度は少なくなり、特に50代女性では週一以上の割合で食する人は2割強しかいないことが分かる。歳を経ると油気の強い即席めんは辛いものがあるのだろうか。
●カップめん 食する時間は 昼最多
即席カップめんを食べるタイミングは「昼食時」がもっとも多く67.8%。ついで「夜食時」の18.7%となっている。
あなたは、いつカップ麺を食べますか
中でも多いのが昼食時の女性層。とりわけ専業主婦の8割以上が「お昼時に即席カップめんを食べる」と答えている。もちろん「食べることがある」であり「毎回食べている」わけではないので、専業主婦の昼食の8割が即席カップめんだけということではない。とはいえ、一人で自宅を守る身、あるいは幼子と一緒に摂る昼食では、簡単にカップめんで済ませてしまおうという情景が目に浮かぶ。
一方男性は夜食時にカップめんをよく食べる傾向がある。こちらもお昼時の専業主婦同様「簡単にできて美味しくいただける」というカップめんの特徴をうまく利用しているがための結果なのだろう。
カップめんを選ぶ時のポイントとしては「価格」がもっとも高く「スープ」「めん」がそれに続いている。ただし女性にはばらつきがあるものの、男性では若年層ほど価格を重視する傾向がある。上記のデータにもあるように「とりあえず」「お腹がふくらめば」というシンプルな食事のパートナーとして選ばれている即席カップめんは、寂しいおサイフの味方としても頼もしい食品なのだろう。
一方で女性に限定した調査ではあるが、即席カップめんも含めた相次ぐ値上げに対し、7割の人が「仕方ない」と答えている(【相次ぐ食料品の値上げ、理由を知っているのは7割・「仕方ない」けど「企業努力」も】)。安くて簡単な料理の代名詞として多くの人の食生活を支えている「即席カップめん」も多くの企業の値上げにより、その座が危うくなるかもしれないし、勢力図に変化が生じる可能性もある。
めんだけに「めん」どうなことにならなければ良いのだが。
(最終更新:2013/09/02)
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