貴金属を取り扱うお店や加工技術を持つ企業ではこれまでにもさまざまなイベントにあわせ、自社のブランドや技術をアピールするため、純金や宝石をちりばめた「インパクトのある」アイテムを作り出して展示してきた。今回のサンタクロースもそのような企画商品の一つ。

20キログラムの純金で作られたサンタクロース。枕元に立たれたら明るくて眠れ無くなりそう。

見た目は「これから煙突に入ってプレゼントを枕元においてあげようかな」といわんばかりで、愛嬌ある顔を見せているところのポーズ。顔の表情をリアルに表現するため、顔やひげなどの凹凸加工や仕上げのマット加工、磨き上げなどには同社技術を駆使。さらにベルトの中心部分には1.7カラットほどのダイヤモンドをセット。

サンタがかついでいる袋ももちろん純金で、こちらは太さ90ミクロンの純金ワイヤーで作られている。袋の中身も純金。製作には約三か月かかったという。なお全体像のスペックは41×24×25ミリ。販売価格は2億円。万一注文があれば、注文生産にも応じるとのこと。

景気が良い話にもほどがある、とツッコミたくなるようなサンタクロース。「ぜひ一つ、家族へのプレゼントにいかかですか」と言えない額なのが残念だが(笑)、展示店舗の近くに立ち寄る機会があれば、ぜひ一度足を運んでみるべきだろう。とびっきりの幸運を授けられるかもしれない。