三つ星レストランは8店舗・アジア初の日本版ミシュランガイド発売

2007年11月20日 08:00

日本料理イメージ星の数を用いた格付けで知られている飲食店ガイド本「ミシュランガイド」を発行するミシュランは11月19日、アジア展開の第一歩として東京版『ミシュランガイド東京2008』を発売すると発表。その概要が19日に公表された。「最高評価」を意味する三つ星を獲得したのは8軒に登っている(発表リリース)。なおガイドブックの価格は2310円(税込み)。

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ミシュランガイド東京2008イメージ「ミシュランガイド」は単に「ミシュラン」と呼ばれることが多い、フランスのミシュランが発行するレストランやホテルのガイドブック。事前連絡をせずに一般客を装った調査員が該当店舗を訪れてチェックし、「星なし」から「三つ星」まで4段階で評価する。今回の日本語版作成にあたり、5人の調査員が16万軒もの店舗から1500店舗をリストアップした上で1年半以上もかけて匿名で食事をし、ランク付けを行なったとのこと。

星マークの意味は次の通り。

一つ星……そのカテゴリーで特に美味しい料理
二つ星……遠回りしてでも訪れる価値がある素晴らしい料理
三つ星……そのために旅行する価値がある卓越した料理


今回選定された日本版(国別では22か国目・アジアでは初)では、150店舗が選ばれ、一つ星が117店、二つ星が25店、そして三つ星が8店にのぼった。他国ガイドブックでは「星なし」の店舗も掲載されているが、今回の日本版では一つ星以上の店舗のみを収録。

三つ星の栄冠に輝いた店舗は次の通り。

・「かんだ」(日本料理、元麻布)
・「カンテサンス」(現代風フランス料理、白金台)
・「小十」(日本料理、銀座)
・「ジョエル・ロブション」(現代風フランス料理、恵比寿)
・「すきやばし 次郎」(日本料理 寿司、銀座)
・「鮨 水谷」(日本料理 寿司、銀座)
・「濱田家」(日本料理、日本橋人形町)
・「ロオジエ」(フランス料理、銀座)


なお今回発表された『ミシュランガイド東京2008』では、選択されたレストランのうち日本料理店が60%を超えるとのこと。日本版ならではの特徴が見て取れる。

もちろん当ガイドは日本語版以外に英語版も発売される。ホテルもレストランも1軒ずつ見開きで、施設の写真や料理などの紹介文、地図などと共に掲載されており、外国からのお客様もこのガイドを参考に「グルメツアー」を堪能することが可能となる。

掲載されるだけでも栄誉であり、星がつけば勲章の如く敬われ世界中のお客から注目を集める「ミシュランの星」。先日報道された三つ星受賞店舗の関係者は、一様に驚きの様子を隠せないようだった。日本を代表するレストランの名に恥じぬよう、三つ星受賞店舗はもちろんのこと、掲載店舗すべてがその味とサービスの品質を維持し、さらに高みに登るよう努力を続けてほしいものである。


(最終更新:2013/09/08)

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