インフルエンザが今年は大流行の兆し・例年より1か月以上の早さ
2007年11月14日 06:30
【国立感染症研究所】が11月9日に発表した統計データによると、11月3日までの時点ですでに全国21か所の教育施設でインフルエンザを原因とした学級・学年閉鎖などの措置が取られていることが明らかになった。例年より早い流行のペースに、厚生労働省側でも注意を呼びかけている(【発表リリースデータ、PDF】)。
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今データは10月28日から11月3日の間に取得されたもので、それによればインフルエンザが原因で学級閉鎖や学年閉鎖などの措置を取った保育所や幼稚園、小中学校は全国で21か所に登っている。もっとも多いのは東京都と北海道で4か所、千葉県・神奈川県・岡山県が2か所など。このペースは昨年に比べると一か月半、一昨年と比べて一か月早いペースになる。
また、ほぼ同時期(10月29日から11月4日)に定点報告されたインフルエンザの患者数は1217人で相当数にのぼっており、やはり北海道と関東地域での多さが目立つ(【統計データ、PDF】)。
今冬流行しているインフルエンザのほとんどは、「Aソ連型」で、昨年同時期に流行した「B型」とは別のタイプ。患者の半数以上は0歳から9歳までの子どもであるとのこと。また都心部では人との接触の機会が多く、特に空気感染で感染する可能性も否定できない。予防接種を受けるとと共に、手洗いやうがいなど、健康の維持を自分だけでなく子どもにも心がけるようにしてほしいものだ。
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