らでぃっしゅぼーやでアトピー・アレルギー対応商品「アトピーエイド」全商品を10%値下げへ
2007年11月06日 06:30
青汁で名を知られているキューサイの子会社で、有機・低農薬野菜や無添加食品を宅配する会社【らでぃっしゅぼーや】は11月5日、11月15日からアトピー・アレルギー対応食品や日用品食品約170品目「アトピーエイド」すべてにおいて10%値下げすることを発表した(【発表リリース】)。会社では値下げの理由について「発売開始10年を機に、アトピー・アレルギーの有無を問わず、家族全員が一緒の食べものを食べられる機会を増やすきっかけになれば」と説明している。
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アトピー・アレルギーについては【GarbageYuken.comの該当ページ】で詳しく説明しているが、一般的には人間が持つ免疫機能が起こす誤作動の病気といわれている。つまり、人間の機関や細胞などが持つ、本来身体を守るために存在する「他の異物を排除しようとする性質(免疫)」が異常(過剰)反応することで発生するもの(正確には過剰反応した抗体が発するヒスタミンという物質がアレルギー症状を引き起こす)。症状も発生原因も多種多様で、現在の科学では不明な点はまだまだ多く、特効薬・完璧で万能な治療法も見つかっていないというのが実情だ。
らでっしゅぼーやでは1998年から「アトピーエイド」の販売を開始。現在では170種類ほどを取り扱っている。今回は取り扱い開始から10年目の節目にあたることもあり、より多くの人が買い求めることができるよう、商品価格を10%値下げするとのこと。
当方は幸いにもアレルギーやアトピーの類の症状は発したことはないが、かつて幼稚園児の時に鯖(さば)を食べた際、体中にじんましんが出来、アレルギーによるものだということを聞いたことがある。当方が今でも大の魚嫌いになった一因で、恐らくは鯖そのものの質が悪かったからなのだろうとは思うが、その時の「かゆみ」の酷さは今でも覚えている。
一時ですらそれくらいなのだから、日頃からそのような可能性に震えながら食品一つ一つにアレルゲン(アレルギー反応を起こす原因となるもの)チェックを入れて生活しなければならない体質の人、特に子どもたちの様子を見ていると、切なさと悲しさを覚えるものだ。
通常の商品と比べれば多少値が張る、あるいは入手しにくい商品ではあるが、「らでっしゅぼーや」のようにアレルギーやアトピーのことを考慮した食品を提供するサービスは数多く存在する。しかし昨今は特に、くだんのバイオエタノール騒動の関係でこのような「療養食品」の類の値上げが著しい。そのような状況の中、(10周年とはいえ)あえて値下げを断行する「らでっしゅぼーや」には、注目せざるを得ないだろう。
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