帰りにちょっと寄りたい場所、トップはやっぱり「本屋」
2007年10月17日 06:30
検索エンジンgooにおいて実施されていた【会社帰りや用事の帰りについ寄りたくなるところランキング】の結果発表が行われ、第一位には第二位にダブルスコアをつけて「本屋」がついた。週刊誌や小説、新刊の漫画本などお目当ての一冊を帰りがけに買い求める人は多いようだ。
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今調査は8月28日から30日の間、gooリサーチのモニターに対してアンケートを行い、その結果を集計したもの。集計母数は掲示されていない。
最近は家路につく人の多くが利用することから、駅ビル内・駅構内にさまざまな商店を展開し、一人でも多くの人に足を運んでもらおうという考えの店舗が増えている。本屋や床屋、軽食店は言うに及ばず、カレーショップにコンビニ、宝くじ売り場やスパなどまでよく見かけるようになった。仕事場や学校からの帰りにそのような店を見かけると、取り分け用事が無くとも「そういえば……」と優先順位の低い用事と関連付け、ついつい寄ってしまうものだ。
特に第二位の2倍以上の差をつけてトップについた「本屋」は、通常の書籍以外に最新刊の各種週刊誌、近日発売された単行本などを確認することができる。駅中や駅前の本屋では特に「○×最新刊発売中」「話題の『△□』入荷しました」のポップが踊り、「そんな本も出てたよな」「あ、買うの忘れてた」と購買意欲を高め、衝動買いをさせられてしまう。また、本屋では特に特定の本を買うのでなくとも、気になる本の表紙を斜め見したり少々立ち読みをし、気になることをチェックする機会も与えてくれる。
第二位は「コンビニ」。「本屋」と比べると書籍の集積量ではかなわないが、あらゆるものを購入でき、さらに総合的な情報・流行発信源として現代生活には必要不可欠な場所として存在する。家に戻るまでに買いそろえておきたいものや「買い忘れたものは無かったか」と再確認するために、棚に並ぶ品々をながめるのもコンビ二での大切な時間の過ごし方。
第三位の「スーパー」も「帰りに寄りたい」という観点では「コンビニ」と似たような位置づけだが、身近(帰りがけのルートにあるか否か)な点と開店時間の点でやや「コンビニ」に劣る。しかし最近では夜遅くまで営業している「スーパー」も多く、今後「帰りがけによりたいお店」としての地位は向上するかもしれない。
男女別で見てみると【女性】が「本屋」「スーパー」「コンビニ」「雑貨屋」とトップはともかく実生活的なお店が上位を連ねているのに対し、【男性】では「本屋」「コンビニ」「家電量販店」「CDショップ」と趣味的なお店が顔を見せているのが興味深い。男性と女性では同じ「帰りがけ」でも「帰った後にすること」の考えが違う、ということなのだろうか。
また上位に名を連ねる場所を見てみると、先に「帰りがけ」の代表的な通過点としてあげた「駅(ビル、中)」にその多くが内包されていることが分かる。何しろ10位に「駅ビル」そのものが入っているくらいだ。人の流れが集まる「駅(ビル、中)」は今後も商業展開における重要なポイントとして注目されるに違いない。
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