【更新】「医療」も贈り物になる時代・「メディカルギフト」発売
2007年10月17日 06:30
GIFCOMは10月13日、体験型ギフトとして「医療」が贈り物になる「メディカルギフト」サービスをスタートすると発表した。15日からすでに販売を開始している。利用者の要望にあわせてさまざまなタイプの「医療」を用意し、提供していく(【該当ページ】)。
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[発表リリース]によるとGIFCOMでは昨今の健康に対する興味や関心の高まりと不安が拡大している状況を背景に、これまで例えば「温泉旅館の宿泊」や「豪華レストランでのディナー」など「イベントへの体験」をパッケージング化した贈り物をサービスとして提供してきた同社が、新しい商品として「医療」を発案。医療関係のデータベースの構築や提供を行なうウェルネス社と定型し「メディカルギフト」を開発したという。
「メディカルギフト」では、高度な検査機器を備え、予防医療の分野でも高い実績を持つ医療施設による、本格的な医療ギフトメニューから提供を開始。その後在宅型検診や生活習慣病や糖尿病の簡易検査などの手軽に体験できるものまで、利用者のニーズに合わせて商品ラインナップを充実させる予定。
例えば現在提供されている、八王子クリニックにおける人間ドックを行なう「メディカルギフト」の「LUNASION COURSE ルナシオン Aコース」では、
・診察 問診、内科診察 ・身体測定 身長、体重、BMI ・視力、眼底、眼圧 ・血圧 ・聴力 ・心電図 ・胸部X線 ・胃部X線 ・便検査(2日法) ・肺機能検査 ・直腸診 ・超音波検査(肝胆膵腎) ・血液検査(19検査項目) ・尿検査 ・腫瘍マーカー ・MRI(頭部) ・MRA(頭部)・婦人科(乳房触診)
・婦人科(子宮頚部細胞診)
の検査を受けることができる。
「医療のギフト」といっても実際に疾病を持つ人は直接病院に行く必要があり、そのような人に贈り物として「メディカルギフト」をするわけにもいかないので、現在のサービスはあくまでも「定期健診としての人間ドックをプレゼントする」という形になっている。
在宅型検診は別にしても人間ドックは被験者が直接医療機関におもむく必要があることから、サービス提供範囲は限られてしまう(北海道在住の人が「九州での人間ドックの受診権利」をもらっても使いようが無い)。だが「身体の点検」をプレゼントとして第三者に提供できるという考えかたは面白い。例えば実家の両親や祖父母、不摂生をしている知人への贈り物など、色々な使い道が考えられるだろう。
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