四輪駆動や折りたたみ可能な電動バイク・未来を予見させてくれるヤマハの試作車たち

2007年10月08日 12:00

ヤマハ出展モデルイメージ【ヤマハ発動機(7272)】は10月5日、10月27日から開催される「第40回東京モーターショー2007」に出展する参考出品車(オートバイ)19台のうち、先に公開した11台に続く6台について情報の公開を行なった。今回発表したのは燃料などの点で先行する「燃料電池二輪車」「電動車」など計6台。色々と面白そうな車両が多いので、ここで紹介することにする(【出展モデルについて(Part2)】)。

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ヤマハ発動機ではすでに【出展モデルについて(Part1)】にもあるように、出品予定全19台のうち11台について公開している。この11台については海外ですでに発表済みだが日本では初のお披露目となる車両もあわせ、現行モデルの延長上にあることが容易に分かるもの。来年あたりには市販され街中を走っていそうなものばかり。

一方今回発表された6台は、四輪ハイブリッドバイク(?)をはじめ、燃料電池による稼動車や電動スクーターなど「見た目からしてゴッツいもの」や「小柄だけど未来を感じさせてくれる外見」のものばかりで、先の発表品と比べると「わくわく感」が大きい。まるで「AKIRA」に出てきそうな車両も。

テッセラクト(左)とラクシア(右)。両車ともエンジンとモーターによるハイブリッド方式の車両。テッセラクトはもうバイクの域を超えているし、ラクシアはSF映画に出てきそうな外観。
テッセラクト(左)とラクシア(右)。両車ともエンジンとモーターによるハイブリッド方式の車両。テッセラクトはもうバイクの域を超えている(四輪だから「バイク」ではない)し、ラクシアはSF映画に出てきそうな外観。
ガソリンエンジン以外の車両も複数出品されるが、個人的にお気に入りなのがこの「ボビー」。シートや後輪、ハンドルなどが折りたためてコンパクトに収納できる電動スクーター。Felica機能の携帯電話があれば電源のスイッチングが出来るとのこと。折りたたみ式自転車の感覚で使える電動スクーターならニーズは高いかも(……持ち運びはムリかな?)。
ガソリンエンジン以外の車両も複数出品されるが、個人的にお気に入りなのがこの「ボビー」。シートや後輪、ハンドルなどが折りたためてコンパクトに収納できる電動スクーター。Felica機能の携帯電話があれば電源のスイッチングが出来るとのこと。折りたたみ式自転車の感覚で使える電動スクーターならニーズは高いかも(……持ち運びはムリかな?)。

モーターショーには「コンセプト・カー」と称し、各社の技術とアイディアの推移を集めた「参考商品」の数々が展示されることになる。中には常軌を逸したものもあるが、多くは楽しい、あるいは胸がときめくような未来を予見させてくれるような車両ばかり。

特に最近では今回紹介した車両のように、地球環境のことを考え燃料部分で工夫がほどこされたもの(ハイブリッド方式や電池駆動のもの)が増えている。この分野は各社・各国が試行錯誤を繰り返し覇権争いをしている真っ只中で、これから普及・成長していくことが期待できる面白い市場といえる。今回のヤマハ発動機同様に、他社がどのような車両を見せてくれるのかも楽しみといえよう。

……ところで、19台出品予定で前回11台・今回6台となれば、差し引き2台が未発表ということになる。やはり残り2台は隠し玉的でビックなインパクトを与えるものなのだろうか。

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