日本製粉ではすでに【日本製粉も業務用小麦を値上げ、11月1日から】でも報じたように、業務用の小麦粉の販売価格を大幅に引き上げている。今回家庭用パスタなどの価格引き上げも、業務用小麦粉の価格引き上げと同様、「政府売渡価格の引き上げや副資材、包装資材の値上がり」、さらには輸入品については為替要因もあり、コストが上昇、企業努力にも限界が来たためと説明している。

なお値上げ幅は「オーマイパスタ」の大部分が8～17％、小麦粉二次加工品や家庭用の小麦粉が4～11％、その他輸入食材は7～25％となる。

業務用小麦粉が値上げするなら小麦粉から作られる各種商品が値上げされるのも時間の問題だった。しかし実際に同じ会社で「小麦粉」「小麦粉製品」のコンボ値上げを目の当たりにすると、消費者の立場としてはやはりショックは隠せない(しかも値上げ幅が数％というレベルではない)。

企業側が「企業努力にも限界が来た」と説明するのなら、消費者側も「消費の上での努力にも限界が来た」と判断し、購入先の選択を再考する時期が来ているのかもしれない。

(最終更新:2013/08/19)