【更新】ちくわやハムも値上げへ……相次ぐ食品値上げ
2007年10月03日 06:30
【日本水産(1332)】は10月1日、主力商品であるちくわなどの練り製品の価格改定を11月1日から行なうと発表した。また一部報道では【プリマハム(2281)】も11月からハムやソーセージなどを値上げする方針を固めたという。いずれも原材料費の値上げを理由としている(【日本水産値上げプレスリリース】)。
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日本水産のリリースの説明によれば今回の値上げは、白身魚の漁獲枠が減少する一方で、欧米での需要拡大による白身魚の需要拡大により「魚肉すり身」の価格が急騰。これら伴いおととしの秋に一度商品規格を変更して対応したものの、さらなる原価の上昇が見られるため、企業努力にも限界が来たためのものとしている。
今回の日水の値上げはちくわ類・かに風かまぼこ類・揚げ物類が対象。例えば「活ちくわ 25グラム5本入り」が160円から170円、「活かに風味かまぼこ9グラム10本入り」が150円から160円など、5~15%の値上げとなる。
また、正式な発表はないが[一部報道]によればプリマハムでも同様に値上げを行なう。こちらも11月1日からで、対象は主力商品のハムやソーセージなど家庭用・業務用を問わずほとんどの商品。値上げ幅は8~15%だが一部は価格を引き上げず、内容量を減らして実質的な値下げとしている。値上げの理由はこちらも原材料(もっとも魚肉ではなく豚肉だが)の高騰が原因。
原材料の値上げが続いているのは理解できるが、「他社が値上げしたので値上げしても仕方ないという雰囲気が出来たからうちもやってしまえ」的な印象を持ちかねない一斉値上げは、正直かんべん願いたいものだ。
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