任天堂、国内DS出荷台数2000万台突破・今年半期のミリオンセラーはWiiとDS合わせて14種類
2007年10月27日 12:00
【任天堂(7974)】は10月26日、経営方針説明会・中間決算説明会を開催しその際に配布した資料を公表した。それによると同社が発売している携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」の国内出荷台数が10月26日までに2000万台を突破したことが明らかになった。また今中間期における(国内外をあわせた)ミリオンセラーはDSで8種、Wiiで6種類に登ることも公表された(【発表資料配布ページ】)。
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●DS出荷台数2000万台突破
DSの出荷台数については岩田聡社長の説明(【該当テキスト】)で公表されたもの。説明によると「従来の日本のゲームビジネスの常識では、2000万台は「限界普及台数」と言われて」きたが、この限界台数に到達。今後さらに売行きが伸びることを考えれば突破は確実。岩田社長は「一家に一台」から「一人一台」への流れを推進して、更なる普及を目指したいと考えているという。
●ミリオンセラーは14本
同時に配信された【配布資料(PDF)】によると、2008年3月期中間決算期(2007年4月1日~9月30日)における国内外・パッケージ同梱・シリーズ単位でのミリオンセラーはDS向けが8種類、Wii向けが6種類であることが公開された。
■ニンテンドーDS向け
・『ポケットモンスター ダイヤモンド/パール』……695万(16万/679万/1217万)
・『もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング』……323万(50万/273万/753万)
・『ニンテンドッグス(全種類)』……217万(13万/204万/1577万)
・『ニュー スーパーマリオブラザーズ』……201万(50万/151万/1150万)
・『脳を鍛える大人のDSトレーニング』……196万(31万/165万/966万)
・『マリオカートDS』……150万(41万/108万/853万)
・『ゼルダの伝説 夢幻の砂時計』……135万(91万/44万/135万)
・『ポケモン不思議のダンジョン 時/闇の探検隊』……129万(129万/0/129万)
■Wii向け
・『Wiiスポーツ』……659万(93万/566万/1186万)
・『はじめてのWii』……369万(66万/303万/632万)
・『マリオパーティ8』……289万(86万/203万/289万)
・『スーパーペーパーマリオ』……174万(49万/125万/174万)
・『Wiiでやわらかあたま塾』……138万(38万/99万/138万)
・『マリオストライカーズ チャージド』……133万(24万/110万/133万)
※数字は本数。順に「期間内世界合計(期間内日本国内/期間内海外/全世界累計)」
すでに累計で全世界のセールスが1000万本を超えているタイトルがDSではすでに2種類あり、もう1種類も間もなく達することや、『ニンテンドッグス』『Wiiスポーツ』の海外での大人気ぶりが改めて驚かされる(10月28日発表時の数字と多少の差異が見受けられるが、こちらが正しい数字なのだろう)。
色々な方面でこれまでのゲーム業界の常識を打ち崩しつつあるWiiとDS。よくよく調べれば単に目新しいことをしているだけでなく、これまでの定石や当たり前のこと、古い技術やルールを積み重ねてそこに新しい発想などをミックスした「進歩発展型」であることが分かる。
いわば精錬された形の据え置き型ゲーム機Wiiと携帯用ゲーム機ニンテンドーDS。今後どのような記録を打ちたて、新しい驚きを提供してくれるのだろうか。
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