たこ焼きといえば大阪の主食であり、大阪人なら誰もが一人一台はたこ焼き器を持っているとまで言われるほどのシロモノ。東京に住む当方(不破)にとってたこ焼きは「縁日や某チェーン店で買える、口の中でほくほくしながら食べる粉ものの食品」であると共に、「串を使って職人芸のようにひょいひょいとひっくり返して上下をまんべんなく焼いていく、見ていて飽きのこない料理」の一つ。しかし見た目と実際にやってみたのとでは大違いで、自分で作ろうとすると大抵失敗し、店で売っているような球形どころかつぶれあんまんのようなたこ焼きが出来上がってしまう。

今回ショーで展示され、[コンテストのキッチン＆ダイニンググッズ部門で大賞も受賞した]「踊る! たこ焼き器」は、「誰でも簡単に使える卓上たこ焼き器」をコンセプトに作られたもの。家庭用のたこ焼き器として、たこ焼きの中身が固まる前に振動スイッチを入れると、たこ焼きが自動でくるくると回り、丸いたこ焼きが出来上がるというもの。価格は9800円で12月に発売予定だという。実際に稼動している動画を見つけられなかったのでどのように「くるくる」たこ焼きが回るのかは見てみないと分からないが、非常に興味深いアイテムではある。

「踊る! たこ焼き器」

【メーカーのブランケネーゼの公式サイト】によると、スペックは直径3.8センチの穴が18つ開いており、1回あたりの焼き上がり時間は10分から12分。電熱ヒーター650Wを使用する。仕様上には記載がないが、このスペックならベビーカステラも作れそうだ。公式サイトいわく「幼児でも簡単にたこ焼きが作れます」とのこと。

どのような動きでたこ焼きが丸まっていくのか、ぜひ実物を見てみたいものだ。