「源氏物語」生誕1000年となる2008年を飾るカレンダー「源氏物語」には、裏面に「源氏物語」内の「若紫」の一場面を印刷。画像には桃山時代の大和絵作家・土佐光吉作の「源氏物語絵色紙帖 若紫」(京都国立博物館収蔵)が用いられている。光源氏が初めて若紫(のちの紫の上)に出会うシーンが優雅に、そして華やかに描かれているという。この画像を純金上に印刷した。

「源氏物語」カレンダー。価格3000万円。

素材の純金はK24(カレンダー部分のみ)、サイズは67センチ×42センチ。純金の重さは約6キロ。圧倒的な重圧感とおごそかさを感じることだろう。

ちなみに金相場が上昇中の昨今、今記事を執筆している10月19日早朝現在、最新データ上では1グラムあたり2997円をつけている。単純計算では純金だけの価値として1800万円近い価値を持つことになる。

モノがモノなだけに「床の間にでもお一ついかがだろうか」と気軽に勧めるわけにはいかないが(笑)、せめて似たような雰囲気だけでも味わいたい……という人のために、同様のデザインで作られた「純金カレンダー」(1グラム・5グラム)と金箔ハガキも用意されている。こちらは1グラム(80×50ミリ)が5500円、5グラム(115×80ミリ)が28000円、金箔ハガキが1000円とのこと。

枕元に置いて寝れば間違いなくゴージャスな初夢が見られそうな、というよりまぶしくて寝られないのではないかと心配すらしてしまう黄金製カレンダー「源氏物語」。一種の夢を現物にした商品として、目を引くのは間違いないだろう。

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