今年年末の日経平均株価予想、最多得票は「1万8000円台」

2007年10月17日 06:30

株式イメージ先の8月中旬に起きた【サブプライムローン暴落】を機会にトップページ左メニュー部分でスタートした、「今年の大納会(最終取引日)における日経平均株価はいくらになっているか?」というアンケートが10月14日に締め切られ、もっとも多い票数を集めたのは「1万8000円台」の22.1%という結果になった。

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今投票は8月15日から10月14日に当サイトトップページ上で行なわれ、有効回答数は77票。サイトの特性や回答数の少なさから世間の実情とは多分のぶれが生じていることを前提にデータを読む必要がある。

今回の調査による結果は次の通り。投票時は掲載順に選択肢を並べ、初期設定の入力項目は「2万円以上」。

2万円以上(10票/13.0%)[第三位]
・1万9000円台(8票/10.4%)
1万8000円台(17票/22.1%)[トップ]
1万7000円台(14票/18.2%)[第二位]
・1万6000円台(5票/6.5%)
・1万5000円台(8票/10.4%)
・1万4000円台(5票/6.5%)
・1万3000円台(3票/3.9%)
・1万2000円台(4票/5.2%)
・1万1000円台(0票/0.0%)
・1万円台(0票/0.0%)
・1万円未満(3票/3.9%)


8月1日以降の日経平均株価推移(日足)
8月1日以降の日経平均株価推移(日足)

票に多少のばらつきはあるものの、1万7000円~1万8000円台を中心に、「8月急落」から堅調に戻し高値安定のまま今年の相場が終わると踏んでいる人が多い。仮に「1万7000円以上」の枠で計算すると63.7%と6割以上の人がこの域に該当することになる。

一方、「8月急落」の水準にまで再び落ち込み年末を迎えると考えている人も多いことが分かる。この層の考えでは「1万5000円台±1000円」という域が主流のようだ。この域の人たちは2割強と、上記「高値圏」派と比べれば少ないものの、それなりのボリュームを占めているのが気になる。

また【投資家は常に「3か月先は数百円日経平均が上がる」と考える傾向・日経個人投資家調査から】にもあるように、投資家は得てして市場に対して楽観視する傾向が強い。その点で考えれば「堅調」の想いは実際には「やや堅調」に落ち着くとも考えられる。

しかしその一方、特に昨今の市場展開においては「トレンド相場」の言葉に代表されるように、(実際には大した材料で無くとも)一種のノリや雰囲気で投資家の売買が殺到し、それが結果として市場全体を左右するパターンが少なからず見受けられる(それに機関投資家などの「大人」が便乗、あるいは利用するような気配すらある)。それを「熱狂的」と受け止めるのか「ギャンブル志向」と見るのか、それとも「新しい市場形態の一スタイル」と認識するのか「それらも含めてすべて人と人の思惑がしのぎを削る鉄火場」と判断するのか。答えは投資家個人個人の心情次第だろう。

今年も大納会まであと三か月を切った。株式市場も妙な「ノリ」や波乱に巻き込まれることなく、堅調なまま推移してくれることを心から祈らずにはいられない。

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