証券会社も売り超しに周る・東京市場での外国人投資家の売買動向、三週連続売り超しに

2007年09月28日 19:30

株式イメージ東京証券取引所は9月28日、9月18日から21日(9月第3週、先週)における株券の投資部門別売買状況を発表した。それによると先週外国人投資家が株を売った総額は4兆7270億5738万8000円なのに対し、買い総額は4兆6434億9265万7000円となり、差し引き835億6473万1000円の売り超しとなった。外国人投資家は前回に引き続き三週連続して売り超しをしたことになる。また個人も先週に引き続き、大幅売り超しに転じている(【最新発表リリース、PDF】)。

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9月18日から21日における各部門別の売買動向は次の通り。

・法人……7608億4073万4000円/7798億7929万0000円(190億3855万6000円買超)
・個人……1兆5948億8569万6000円/1兆4392億4842万3000円(1556億3727万3000円売超)
・外国人……4兆7270億5738万8000円/4兆6434億9265万7000円(835億6473万1000円売超)
・証券会社……1118億6479万4000円/1037億6507万2000円(80億9972万2000円売超)

(それぞれ売り/買い(差し引き))


また、この8週間における外国人投資家の動向は次の通り。

7月23日~7月27日…3000億5608万7000円売超
7月30日~8月3日…1961億9964万8000円売超
8月6日~10日……2015億7870万9000円売超
8月13日~17日……7520億6280万4000円売超
8月20日~24日……437億2974万9000円売超
8月27日~31日……534億9724万4000円買超
9月3日~7日……147億5080万1000円売超
9月10日~14日……6159億6981万5000円売超
9月18日~21日……835億6473万1000円売超


今回発表週は通常より一日営業日が少ないため過去のデータとの単純比較はできないが、それでも外国人はそのボリュームを減らしてはいるものの、売り超し傾向が続いていることが分かる。また、先週まで買い超しだった証券会社も売り超しに周り、法人のみがわずかではあるが買い超しという状況になっている。売り超しが多いにも関わらず株価が(8月中旬と比べれば)堅調なのは、ポジション整理が続いているからなのか、指数対象の銘柄ばかり買われているからなのか……。

来週発表週も通常より営業日が一日少ない。ただこの週(9月25日から始まる週)は中盤で新興市場の急騰が相次いだ週でもあり、各部門における売り買い状況がどのように動いたのか、気になるところだ。

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