使いすぎに要注意・携帯の「パケット料金」が高額になる例を業界団体が紹介、注意

2007年09月13日 08:00

モバイルイメージ先に【携帯の「パケット料金」が高額になる例を紹介・業界団体が注意】で第一報をお伝えしたように、携帯電話などの業界団体【電気通信事業者協会】は9月10日、「パケット通信」で使用料金が高額になるケースを新設サイトで例示し、注意をうながすと発表した(【発表リリース】)。

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パケット通信とは、データを複数の「パケット」(小包を意味する)と呼ばれる単位に分割して送信するもので、携帯電話端末を使用してサイトを閲覧したり、サイトからファイルをダウンロードしたり、電子メールを送受信する際に行われる。パケット通信サービスでは、原則として通信時間単位ではなくパケットの数(通信の「量」)に応じて課金されるため、音楽ファイルや映像・ゲーム等の携帯向けアプリケーションなど、パケット数の多いサービスをダウンロードすると、パケット通信料金が高額となるので 注意が必要。

子どもが知らずに大量使用
→親子共々おどろく、というパターンが
もっとも多い

また、料金体系の複雑さも「気が付いたらパケット料金が高額になっていた」というケースの出現に拍車をかけている。例えば【NTTドコモ(9437)】のFOMA端末で、パソコン向けサイトを自在に閲覧できる「フルブラウザ機能」を用いる場合、通常の定額制サービス「パケホーダイ」では定額の対象外で従量課金されてしまう。この場合、「パケホーダイフル」のサービスを受けていなければならないのだが(【パケ・ホーダイフル】)、それに気が付かずにフルブラウザを使い過ぎて、料金請求を見て驚くパターンが少なからずあるという。

他にも携帯電話を外部接続モデム・無線LANアダプタのように使用し、主にノートパソコンでインターネットにつなぐ「データ通信機器」として使用した場合も、一般的には定額制が適用されない。こちらも「定額制だからパソコンにつなげてネットアクセスしても定額のはず」とタカをくくっていると、ケタ違いの請求書に苦慮することになる。

【公開された新設サイト】では、「パケット通信料金」の仕組みやサービスと共に、漫画コンテンツやネット上のゲームダウンロードを子どもが使っていたら高額料金を請求されたなどの事例を挙げて(まさに上記で当方が事例として挙げたパターン)、さらに高額利用の防止方法や、各携帯電話会社ごとのサービスについての説明とリンクなどを設置し、注意をうながしている。

ただ、今回のサイトでは最近よく使われるようになった動画メールの事例(送受信共に大量のパケット量を必要とする)が載っていない、少数派ではあるがやはり適用対象となりうる【Willcomの定額制の話がない】など、少々情報としては不足しているところもある。

ともあれ高額利用を覚悟してではなく、「子どもが知らずに」「特殊な利用方法を用いて気が付かずに」使って高額請求されるというパターンが多いようだ。注意勧告をしている今サイトのような場所に目を通し、自分がその一例の仲間入りにならないよう、心がけた方がよいだろう。

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