不二家、スイーツと焼きたてベーカリーを販売する新店舗「フジヤ スイーツ ベーカリー」をオープン
2007年09月08日 12:00
【不二家(2211)】は9月7日、東京中目黒に同社のスイーツ(洋菓子)、焼きたてのパン、手作りのサンドウィッチを販売する新業態の店舗「FUJIYA SWEETS/BAKERY(フジヤ スイーツ ベーカリー)」の1号店を東京中目黒に9月10日オープンすると発表した。これまで中目黒店は洋菓子中心の店だったが、今回の展開により焼きたてパンを中心とした店舗になる(【発表リリース、PDF】)。
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「FUJIYA SWEETS/BAKERY」では不二家おなじみのスイーツだけでなく、焼きたてパン、手作りサンドウィッチ、ペコちゃんの焼印入り食パンやあんパンなど、不二家ならではのオリジナルアイテムを展開している。中目黒店は東急東横線の中目黒駅駅前という立地条件に恵まれた場所にあることを活かし、営業時間を8時から21時45分と早朝から夜半までとし、「午前中やお昼はベーカリー中心」「午後から夜間はスイーツ中心」とお客のニーズにあう商品を提供していく。
なお商品はテイクアウトのみでイートイン・カフェスペース(店内で購入した商品をすぐに食べる場所)は用意されていない。
店舗で販売予定の商品の例。左から「ペコちゃんのクリーミー食パン」「ペコちゃんのあんパン」「ペコちゃんのクリームパン」。焼きインされたペコちゃんの顔が特徴。
販売される商品は、洋菓子が定番を中心に40品目ほど、焼きたてベーカリーと手作りサンドウィッチは55種類など。例えば生クリームを生地に練りこんだ、ペコちゃんの焼印付食パン「ペコちゃんのクリーミー食パン」など、ワンポイントを加え不二家らしさが見受けられる。
不二家では、このような「スイーツ+ベーカリー」の業態店舗「FUJIYA SWEETS/BAKERY」のリサーチを中目黒店で行い、今後既存店の改装や新規出店の可能性を模索していくという。
先の問題で信用を失墜し、大きく信頼も株価も営業成績も下げてしまった不二家。今回のいわば試験店の展開は、新しい試みを行なえるようになるまでに同社の体制が立て直されてきた、と見てもよいだろう。不二家風のスイーツとベーカリーのコンビネーション店舗がどこまで地域に受け入れられるかは不透明だが、不二家そのものの先行きを推し量る意味でも、中目黒店の動向には注目したいところだ。
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