[追記あり]二人が恋に落ちる理由:男性は女性の美しさ、女性は……

2007年09月05日 06:30

カップルイメージ【DailyMail】は9月4日、男女間の恋愛感情が生まれる理由は「男性は女性の美しさに引き寄せられて、女性は男性の財産的な豊かさに注目して」という結果が出たと報じた。同誌ではこの結果を「もしかしたらそうなのではないか……と長年の間疑っていた事柄が真実であると結論付けられた」と、複雑そうな心境で伝えている。

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同誌ではアメリカのインディアナ大学(Indiana University)のピーター・トッド教授(Peter Todd)の研究成果として次のような事象を紹介している。

・男性は自分の経験の中でもっとも魅力的な女性にアプローチをかけようとする。しかし実際には自分の理想よりやや妥協した相手を選ぶ。
・女性は自分の理想とする財産的な豊かさを持つ男性を妥協せずに探して、アタックしようとする。


トッド教授は「デートの前は男女とも自分と似通った人を求めているという調査結果が出ていた」とした上で、「自分の調査では『結ばれる』可能性のある二人組に対してデート(パーティ)をする前後で二人が何を求めていたのか、そしてデートの後で結局どう相手を思ったのかというように、デートをする前後での男女の心境や求めるものなどを詳細に調べた」とし、男女間の思惑の違いを詳細に調査したと説明している。そして46人の実態調査をした結果、書き出しのような結果(男性は女性の美しさに引き寄せられて、女性は男性の財産的な豊かさに注目して相手を選ぶ)が導き出されたのだという。

「今回の調査で、男女が(事前に)言葉の上で求めているものと、実際に求めているものとでは違いがあることが明らかになった」、さらに「男性の妥協的な価値判断と女性の自己理想を求める考え方から導き出される結論(男女間のカップル誕生の是非)は進化論的にはプラスに作用する」とトッド教授は述べている。そして加えて「男女間の妥協の度合の考え方は、女性が男性を(選択の上で)支配する理由にもなっている」としている。

要は「男性は妥協するが女性は妥協しないので、相手の選択に関する主導権は女性にある。そしてそのような選択が、子孫を残すという意味での進化論的にはプラスに働いた」ということらしい。

男女間の恋愛に進化論云々まで持ち出されてはお手上げだが(検証対象も少ないし……)、それはさておくとしても、男女が一般的な傾向として相手を求める際の基準が別のところにある(ことが多い)という話はうなづいてしまう人が多いのではないだろうか。まったく持って夢のない話ではあるが(笑)。現実は厳しい、ということなのかもしれない。

※[追記]

別報道によれば、今研究はドイツのミンヒェンで行われた(研究対象用)「ミニデート(パーティ)」の結果から導き出されたもので、21人の女性と25人の男性が参加している。そして男性は魅力的な女性を好んだが、女性は財産的な豊かさや安定性を重視したこと、そして男性よりも女性の方がより計算高く「自己の選択ルールに厳密的だった」と伝えている。

さらに「男性はもっとも魅力的な女性へのチャレンジに失敗しても二番目の女性を選ぶことが多かったが、女性は自分の選択肢にかなった男性へのチャレンジに失敗した場合、1/3だけが他の対象へのアタックを試みた」という。要は自分の「選択ルール」の基準を厳粛に守る割合が女性の方が上だったことになる。

最後に「男性は見た目、女性は長期的に頼りになるパートナーを選ぶ必要に(本能的に)駆り立てられている。進化論的にみても男女は異なった特性を持って結ばれるべきであり、男女間のこのような傾向は、進化論的にかなったものである」とトッド教授は述べている

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