官公庁によるメールマガジンサービスといえば、小泉純一郎前総理大臣が始めた「内閣メルマガ」が一世を風靡したことが記憶に新しい。メルマガには配信者の立場からすれば、テレビや新聞など第三者のフィルターを介することなく、直接読者に意見や情報を伝えることで、「ぶれのない真の情報、意図」を素早く購読者の手元に提供できるというメリットがある。

一方受け手側も、親近感を得ることができ、メール発信サイドの「生の声」を受けることができるようになる。下手な取捨選択や編集を受けずに済むため、新たな発見との出会いも期待できる。

今回資源エネルギー庁が発刊するメルマガは、同庁が担当する各種政策、省エネのためのさまざな情報を提供していくだけでなく、読者からの意見や要望を受け入れ、分かりやすく情報の提供を行なっていく。さらに各界の寄稿やインタビューなどの企画も準備しているという。

研究者にありがちな「専門用語で凝り固められた、一般の人が読んでも何が何だかよく分からない説明書」のようなものではなく、フランクで例も多用し、分かりやすく資源政策や省エネが説明されているような、ハードルの低いメルマガを目指してほしいものだ。

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