ケータイもDSも置くだけで充電可能!? 15分で携帯電話がフル充電のワイヤレス急速充電システム開発中
2007年09月28日 08:00
【村田製作所(6981)】と【セイコーエプソン(6724)】は9月27日、大幅に充電時間を短縮できる、充電器の上に置くだけで各種デジタル機器の充電が可能な「ワイヤレス急速充電システム」を共同開発することで合意したと発表した。今共同開発の試作品は10月2日から幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2007」の村田製作所ブース、および11月14日からパシフィコ横浜で開催される「Embedded Technology 2007」のエプソンブースで出展予定とのこと。なお両社では3年以内の実用化を目指すとしている(【発表リリース】)。
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従来の充電器では充電コードを直接機器に接続する必要がある。このため1コードで一度に1つの機器しか充電できず、コードの管理も煩雑になりがち。今回開発する「ワイヤレス急速充電システム」では「充電器の上に置く」だけで「複数の機器を一度に充電」できる。
ワイヤレス急速充電システム
「ワイヤレス急速充電システム」の利用により、ごちゃごちゃとしたコードの管理も不要になり、充電待ちの機器を作ることもなくなる。例えば家族で複数の充電用機器を持っている状況や、会社備品として携帯電話を多数装備する企業などで大いに役立つことだろう。
「ワイヤレス急速充電システム」ではエプソンのワイヤレス充電技術と、村田製作所の高速充電バッテリー技術が組み合わされる。例えばこれまで1時間から2時間を要していた携帯電話の充電なら、10分から15分で充電ができるという。
個人ベースでの利用ニーズは微妙なところ(一度に複数の充電が必要な状況は想定しにくい)だが、先に挙げたように常日頃から複数の充電を要する機器を配する場所では非常に役立つアイテムとなることだろう。具体的な販売価格や仕様などの詳細決定もあわせ、3年以内とされている実用化が楽しみだ。
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